ヤバイ さらにやばい バリヤバ

NUMBER GIRL

発狂した飼い猫を 川に捨てに行って
念仏唱えてさようなら 中古の戦車を拾って帰る
(鉄風鋭くなって)

 思わず返したコメント。あ、コレ充分ブログのネタになるのになぁ・・・なんてコトが多い、どうも僕です。勿体無い気がしなくもないが、ま、いいか(とか言ってほとぼりが冷めたら使うでしょう)。

村の神社の境内で ヤったあの娘は街に出て
夏大学に入学決定 桃色、青に変わって 裸足の季節がはじまった
はじまって はじまって はじまって それからどーした?
あーじゃいこーじゃい なんじゃいこーじゃい
(性的少女)

 出社したらアマゾンからNUMBER GIRLの2枚組ベスト盤「OMOIDE IN MY HEAD 1〜BEST & B-SIDES〜」が届いてました。帰宅して早速聴いております。まぁ、ベストですから既に持っている音源から収録されたものもありますが、知らない(曲そのものは知ってるけど)ものも意外とあったりして大変満足しております。

ねむらずに朝が来て ふらつきながら帰る
誰もいない電車の中を 朝日が白昼夢色に染める
ああ制服の少女よ 気が狂いそうな青空と朝日のせいで白く眩しい
俺は うすく目を開けて 閉じて そしてまた開く!!
(OMOIDE IN MY HEAD)

 昔から“眼鏡バンドに外れ少なし”なんてことを申します。キング・クリムゾン(ロバート・フリップ)、GOING UNDER GROUND(松本素生そう)、くるり(岸田繁)、ASIAN KUNG-FU GENERATION(後藤正文)そして、NUMBER GIRL(向井秀徳しゅうとく)。

赫い髪の少女は 早足の男に 手をひかれ うそっぽく笑った
路上に 風が震え 彼女は「すずしい」と笑いながら夏だった
(透明少女)

 以前、くるりのライヴのアンコールにナンバガの向井氏が飛び入りして、名曲「ワンダーフォーゲル」を演っているのをBSで観たことがあります。客からの「メガネー!」という声援(?)に対し向井さんは「メガネばっかりになってしもうた」と呟いていました。この頃はベースの佐藤征史氏も眼鏡だったのです。ステージ上の4人中、フロントの3人がメガネという極限状態(笑)での「ワンダーフォーゲル」。向井さんが歌詞を間違いかけてたのが印象的でした。

裸足の少女は俺の前を走りぬける
風都市ガールの世紀末ダンスに見とれてる男は多い
俺はずれた眼鏡をかけ直す
終わりのキセツ 世紀末にのっかった女の子を見たか!?
(裸足の季節)

 ベスト盤なんつって改めて聴くと、やっぱいいモンです、ナンバガ。たまたま実家に帰省してる時にケーブルTVの某音楽チャンネルでライヴ観てファンになりました。何言ってるんだかさっぱり聴き取れないんだけど、なんか凄いパワーを感じたといいますか。んで、CD買って歌詞カード読んだんだけど、やっぱり意味が解らなかったという(笑)。いや、今は解るけど。

ヤバイ さらにやばい バリヤバ 笑う さらに笑う あきらめて
ZEGEN女衒が暗躍して 街が色
JORO女郎とねんごろの潜入刑事
が殺されて見つかった のはこの街のロジウラで
知らん オレは知らん 傍観者 見えん 実に見えん 殺風景
(ZEGEN VS UNDECOVER)

 向井さんの言語感覚って独特で面白い。一見、単語・文節・短文の羅列のようだけど、よく咀嚼すればストーリー(風景)が見えてくる、気がしない?

体育祭 終わって 流血 5時半 彼の部屋に 残した血は汚れた血
火曜日の純情の記録 彼女の記憶 火曜日のあの娘の記憶
(TUESDAY GIRL)

OMOIDE IN MY HEAD 2~記録シリーズ1~(初回生産限定盤)(DVD付)

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