ラオウの次はこの人の葬式を

装甲騎兵ボトムズ
 どうも“ペールゼン・ファイルズ”なる新シリーズが来るとかってんで(24年ですよ、TVシリーズから!)、今のうちに滞っていた再鑑賞再開(ややこしいなw)を。所謂“クメン編”からになる。というかボク的には“カン・ユー編(笑)”
「か、閣下ァ! カン・ユーであります!」
の名科白でお馴染み、上官に媚び諂い部下には厳しいカン・ユー大尉。わかり易いヤな奴具合が最強。名将ランバ・ラル役で有名な広瀬正志さんにさせちゃってることろも含めて痛快。まとめHPがあったので先ずはこちらを。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~sannbiki/koakutou18.htm
どう?彼のコト好きになっちゃうでしょ。因みにロッチナ萌えの方はクエント編迄もう一寸ご辛抱(笑)

第14話 「アッセンブルEX-10」
 キリコを含む傭兵志願者たちが乗っていたボートの中にコブラそっくりの人がいた。ちゃんと葉巻銜えてた。

 あと、前述のHPにないカン・ユー大尉の魅力爆発シーンが、これだ(『ザ・ベストハウス123』風で)。
カン・ユー:「・・・ではお前はその秘密作戦に参加したためにメルキア軍に追われることになったのか」
キリコ:「そうだ」
カン・ユー:「だが、余程の情報を知らん限りこんな目には遭わん筈だ」
キリコ:「・・・オレはPSピーエスを視たんだ」
カン・ユー:「ぴ、ぴーえすだと貴様ぁ、いい加減なことを言うとぉ!」
ゴン・ヌー将軍:「カン・ユー、もういい」
カン・ユー:「閣下ぁ、しかしこいつは・・・」
ゴン・ヌー:「メルキアは、PSを完成したのか?」
キリコ:「オレが視たのは一体だけだが」
ゴン・ヌー:「そうか・・・」
2人の遣り取りに“え?”という顔の我らがカン・ユー大尉。
カン・ユー:「閣下、“ぴーえす”というのは一体・・・?」
ゴン・ヌー:「パーフェクト・ソルジャー。完全なる兵士のことだ」
カン・ユー:「・・・と言いますと?」
ゴン・ヌー:「知らんのか!?」
カン・ユー:「ハ、ハァ。。。」
キリコ:「脳を再処理して戦闘能力を高めた、一種のスーパーマンだ」
カン・ユー:「そ、それを何故言わなかったァ!?」
キリコ:「解る相手になら話していたさ(半笑い)」

カン・ユー:「ウッ。。。」
まるで新喜劇(笑)

第15話 「疑惑」
 ル・シャッコ機、即ちベルゼルガ初登場。ベルゼルガはボクが一番好きなAT。かっこいい。

第16話 「掃討」
 ラストでやっとイプシロン役の上恭ノ介氏のお声が。

第21話 「遡行」
 寺院の中にビーラー・ゲリラたちが隠れていたのに気づいたが、現在隠密任務中ということで無駄な交戦を避けることを優先し、敢えて(まだ気づいてないふりで)寺院を立ち去ろうとするキリコ。他の連中はそもそも気づいてすらいない・・・と思いきや、キリコ以外で唯一人カン・ユー大尉は感づいたのだ。

 倉庫の中の酒の備蓄量が供え物にしては多いことを指摘、更に小船の積荷を調べさせ「野菜です」の報告をものともせず船を川に流させ狙撃すると積荷の下に隠してあったと思われる弾薬が誘爆。
「寺に弾薬が必要かぁ!?」(で、一気に戦闘になってしまう。当たり前だがw)
「視ろ!やっぱりここはビーラーの巣だったんだぁ!」
 カン・ユー大尉の勘の鋭さと頭の惡さ、即ち一兵卒としての有能さと指揮官としての無能さを同時に表現する隠れ名場面である。因みにこの前後でキリコは呟く、
「バカな!眠っている子を起こすような事を!」
おっしゃるとおり(この回のラストでゴン・ヌー将軍からも怒られちゃいます)。とはいえ、そんなカン・ユー大尉の人気は高いのだよ。

「貴様がビーラーなのではないか!? どうなんだッ、答えろッ!」