ロバチェウスキーの箱には首がない

 ガールポップ師匠を誘ってドライヴしてみた。水族館のタダ券があったので行ってみた、越前松島水族館(ttp://www.echizen-aquarium.com/)。ガキの頃以来か。まぁ平日の昼間だ、俺らの貸切状態を予想したが、意外なことに20人以上客がいた(師匠はイルカショーに集まった人数を数えていたのだ)。

 有名どころの水族館と比較したらハッキリ言ってヘヴォい。魚の種類も大したコトない。

 ・・・が、総合的にはかなり頑張ってる感じ。イルカショーとか全然ちゃんとしてるし、ペンギンにしても近距離ながら園内を歩かせるような演出をしていたりと旭山動物園的なものも採り入れていたし、魚とか水棲動物とか実際に触ったりできる水槽が妙に多くて距離感をかなり縮める方向でヘヴォさをカヴァーしているという部分では好感が持てた。

 ウミガメとか至近距離でみると案外面白い。正面からみると研ナオコor谷村新司のモノマネをしている清水アキラ氏のようでした。


 帰る途中、師匠と串揚げ屋で夕飯食う。店のテレビでリアル・ケン一うじこと松山ケンイチ氏がさんま御殿でてたのを観た。で、今アニメにハマってます発言をするケンイチ氏。この後のドラマの番宣(ロボヲタの役だそうで)なのはミエミエではあったが、『勇者王ガオガイガー』を観直していると言っていたので一寸驚いた。いや、確かにそこも驚いたが
「ボクが小学生の時にやってたアニメなんですけど・・・」
という部分が一番ビックリした。嗚呼もうそんなになるんですかと。ガオガイガー観てた時、オレ大学生だったモンなぁ。


 帰宅後、テレビつけたら丁度そのドラマ。ケンイチ氏に敬意を表して最初の3分ぐらい観た。部屋の中には何故かイデオン関係(ポスターとかプラモの箱)が目立つように撮られていたが、しっかりガオガイガーも(ほんの一部しか映っていなかったが)置いてあった。ほぅ。

 で、関係ないがケンイチ氏繋がりということで、『忍者ハットリくん』(勿論アニメ版です)でケン一氏こと三葉ケン一の声をされた菅谷政子さん。この方も凄ぇ好きな声優さんです。『エースをねらえ!』シリーズでは昔のから新しいのからOVAから劇場版まで、その全てで愛川牧(エースではマキちゃんと新聞部のチバくんがお気に入りキャラなんス)の声をされているのです。アニメの最初が1973年でOVAの最後が1990年ですぜ、声優のチェンジがなかったのは確か菅谷さんだけだったと記憶している。

 ただ長いことやってるってコトだけじゃなくて、演技者としてずっと一線級のクオリティを保ってるってことだからね。そこが凄ぇんだって。
ttp://www.artsvision.co.jp/data.php?id=585
 右下をクリックしてボイスサンプルを聴いてみて欲しい。ナレーターを含め、設定年齢や性別がバラバラな4役の使い分けが絶妙。

 因みにこのサンプル、2003年のものだから菅谷さんは当時66歳(!)。こんなかわいい声でちゃう66歳って素敵だなぁ。ってか今年で70歳になられるのですが、多分今もこの声でしょう。だって昔からずっとこの声だったから。本当に凄い方です。


 なんか最近はてなを更新してもアンテナの方に反映されてない。pingがうまく打ててないくさい。自力で何箇所かには打ったけど、あんまし効果ないくさいそれでなんとかできてる程度。ちゃんとしてくさい、ってチャーリー浜風味。


〜今日の第六舞台〜
Shuji Terayama - Experimental Image World
ttp://stage6.divx.com/Experimental-Films/video/1019868/Shuji-Terayama---Experimental-Image-World-
 映画実験室人力飛行機舎から『マルドロールの歌』と『一寸法師を記述する試み』の2本立て。

 『少女革命ウテナ』放送当時、その演出がさっぱり理解できないとか言われていた(といっても誹謗中傷としてではない)ものだが、高校時代に(惜別系ということで『さよならジュピター』を観ようか『さらば箱舟』を観ようかで迷った挙句)何故か『さらば箱舟』を観てしまったボクにしてみれば、寺山演出が程よく希釈されたうえに受け容れ易い味付けがされていた(ここが幾原監督の凄さなんです)ように思えた。

 だから、ウテナってよくわかんないなぁと思ってる人はコレ観たらいいよ。こっちの方が全然わかんねぇから(笑)。つーか前衛とかアングラとか呼ばれてるモンに理路整然を求める方が野暮なんですよ、きっと。

 オッパイがふんだんに映っているにもかかわらず、エロ的なテンションが全く上がらない。柳沢先生のマンガと寺山映画の共通点にしてその本質哉。それにしても46分弱で383MBって凄いね、STAGE6は。