公正・平等なんつー不公正・不平等に渇ッ!

♪ハードディスクは死んだのさ♪
「ハチのムサシは死んだのさ」の節で唄ってみませう。いや、HDD逝ったネタは数日前にもう書いてるけどね。もう1台壊れたってコトじゃないんです。


〜たまにゃ時事ネタ(ヤフトピから)〜
【“泡沫候補”浮上させるYouTube 選管も困惑】
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070403-00000055-zdn_n-sci
だそうで。最初の削除迄でも50万回以上再生されたとあっては流石に座視できなかった模様。但し候補者またはその関係者以外の第3者が動画投稿系サイトに政見放送を揚げたという見方につき、都選管も「違法かどうかは微妙」という見解だそうで。でもそこが理解できていながら
『特定の候補者の映像だけが流れているのが、公正・平等な選挙という観点から問題』
という考え方が的外れすぎて笑ってしまった。

 ここで採り上げられている泡沫候補(多分外山某だろうな)の政見放送は基本的に“面白いから”という理由で動画が揚げられているのだ。動画が揚げられていない候補者の政見放送だってアップロードすることは普通に可能の筈。ただ、それを実行する人(面白くもなんともないと思えるものをわざわざ投稿する人)が現れていないというだけのこと。だから条件自体は全候補に公正・平等なんだよね。ならば、
『候補者の声にエコーをかけたり、機動戦士ガンダムの登場人物の音声を合わせたり、テクノ風にアレンジしたり、候補者の顔をアニメキャラにすげ替えててみたり――この政見放送を編集した“作品”も相次ぎ登場。』
ということで、オリジナル(の政見放送)ではなくなってしまったものについてはどう対処するつもりなのか、個人的にはこれが気になる。また、
『「くやしいけど、主張に納得してしまうw」──過激な政見放送YouTubeで見たあるユーザーの感想だ。泡沫候補として大手メディアに掲載されることはなくても、この候補者が図らずもネットを通じて無コストで主張を広げることができたのは事実。選挙カーとウグイス嬢による“じゅうたん爆撃”に頼らずとも、いわば「コンテンツ発信力」があれば、資金で劣っていても有権者にアピールできる――ユーザー参加型の“Web2.0メディア”は、選挙運動の1つの可能性を示している。』
という意見も考え方としては興味深い。ボク的には、選挙活動で使っていい限度額を設定する(一番金持ってない候補者に合わせると面白いかも)という逆転の発想的な公正・平等さが欲しいところ。

 国民が納得できる程度の選挙資金を設定し、全ての候補者に一律渡す。自腹だろうが補充不可。ギャンブルや短期の投資等で増やす行為も不可(制度の惡用防止)。要は選挙活動として使っていい金額の限度額を決めるワケです。

 んで、全ての候補者が同額の選挙資金内で選挙活動を行わないといけなくする。また、リアルタイムで全ての選挙活動を価格査定して選挙資金から差し引いていく。何に使ってるかも全て公表。んで、(0円の状態迄はいいが)マイナスになったら即選挙違反。

 ボランティアのスタッフや家族等、無料アシストは例外なく認めない。労働力を現金化すれば即ち選挙資金の増資に繋がるし、組織票を持ってる候補者は容易に調達できてしまうからである。選挙は立候補者の主義主張だけで闘ったらよい。しかし、幾ら何でも人手も必要だろうから、人を使う場合は選管法で一律の日当を決め、選挙資金から差し引いていく方式でよいと思う。

 つまりコレ、ゲームでいうところのキャラクターステータスのパラメーター割り振りみたいなモンだ。要は条件を(惡条件なら惡条件で)徹底的に同じにしてしまうところがミソ。選挙資金も同じなら、必要機材や人材の価格も同じにする。これこそ公正・平等な選挙だよ。人を一杯使いたいヤツ。車に乗りたいヤツ。どっかを削らないと両方は成立しなくさせるぐらいの金額がいいだろう。

 ネットでの選挙活動も24時間し放題。掲示板で自作自演するもよし、他候補の掲示板やブログを荒らすもよし。まぁこのヘンは、惡事を暴くネット住人がいるのが前提だけどね。つーか、ネットを使える世代が主流になってからじゃないと法改正すらできんか(笑)