JINじゃなくてZIN(1965年生)

 80〜90年代前半あたりのロック姉ちゃんのメイクってのはやっぱ今視るとケヴァイですな。今でも活動されてる方で比較するのが判り易くていいかな。寺田恵子先生とかそうですね。普通に今のほうが全然お若く視えます(因みに1963年生)。勿論当時はそういうメイクが普通な時代だったから違和感なかったワケですが『限界LOVERS』の頃のライヴ映像とか、市田ひろみさんのようです。


 ボクの中での和風美形ドラマーといえば2人。1人は元・有頂天のジンさん。有頂天解散後は家業(魚屋説と八百屋説有り)を継いで角刈りになってしまったらしい。あの漆黒のロングヘアがトレードマークだったジンさんが角刈り・・・これを聞いて絶句した当時、ボクの脳裏を掠めたのは何故か西部警察の大門ではなくキン肉マンの赤岩(大門からインスパイアされてできたキャラで、アニメ版では五分刈刑事に名前変わってた。通称“五分刈のダンナ”)だった。

 で、もう1人が元・グラスバレー(元・P-MODELでもある)の上領亘かみりょうわたる氏である。この人何がズルイかって苗字までなんかカッコイイのである(因みにジンさんの本名は佐藤仁)。鋭角的なデザインでギャプランみたいでいいなぁと思う(漢字の感じや並びをモビルスーツに喩えだすと誰も共感してくれなくなります。これは経験で知っています)。

 まぁ、そんな感じで凄く美形なワケですよ。どれくらい美形かというと、走る時に両手を水平に伸ばして「キーン!」とか言ったとしてもモテちゃうタイプ(と思う)。因みにアラレちゃんの“キーン!”はドナルド・キーンに由来するらしいです。民明書房の本に書いてありました。

 ってかね、未だにこんなコト書かれちゃうのが(書いといてナンですが)或る意味でこの人の不幸でもあるワケですよ。今でこそテクニカルなドラマーであるということになっているが、昔はやっぱ「キャー上領クーン!」みたいな扱いが多かった気がする。PLUMあたり(ボクは有頂天とか空手バカボンとかTHE WILLARDの記事が他誌より載ってたんで買ってました)か?w

 これがもし○○○の×××程度のルックスだったら早い時期から技巧派の称号を得ていた筈ですよ。逆整形するべきだったか(それはそれで勿体無いって)?
ttp://www.link-id.com/artist/led/index.html
 で、思わずここのストリーミングファイルをローカル保存しちゃったですよ。これってワリと最近の氏のプロジェクトだと思う。流石にオーヴァー40(1964年生)となって多少ふっくらされた感はあるが、それでも実年齢からは想像できない美形状態を維持しているから驚きである。いや、それだけじゃなくて凄ぇカッコイイのである、プレイも。テクノもいいがプログレにも走って欲しいね、特にこういう人には。