当時としてはやたら限定仕様の多いバンド

 ザ・クロマニヨンズのドラム、桐田勝治って・・・やっぱし。GargoyleのKATSUJI氏じゃね〜かよぅ。ナンで誰も教えてくれなかったんだよぅ。これでも昔はGargoyle好きでよく聴いてたんだよぅ。
『禊』:“みそぎ”。インディーズ盤。残念ながら所持してたのは初回プレス仕様じゃない。
『檄』:“ふれぶみ”。インディーズ盤。初回プレス分の金ジャケ仕様で購入。高1の頃。
『禊』:リマスター版。メジャーの流通を利用して発売されたインディーズ盤(なんじゃそれ)、だったような気がする。
『璞』:“あらたま”。同上。
 このあとはメジャー行きがちらついてきて、特に嫌いになったワケじゃないけど自然と興味が引いちゃった気がする。大学生になって当時流行ったアニメタルという人達をよくよく観たらギターの人がGargoyle(そういや昔はGARGOYLEって大文字表記だった)を脱退した元メンバーの人(屍忌蛇しーじゃ)で、妙に脱力した記憶がある。

 というワケでボクは最初のインディーズの時代(後にメジャーからまたインディーズに戻った)しか知らないんだけど、やってる中身というか音楽性というか方向性は所謂ヴィジュアル系のバンドとは微妙に違ってたって印象は強い。というか、似てるバンドって非ヴィジュアル系にも実は無かったんだよね。

 ヴァイオリンが絡んでくるぐらいはまだ解るけど、和太鼓とかホーンセクションとか子供コーラス(?)なんて普通思いつかないし、「ぎ」って曲は歌詞が“ぎ”だけで構成されてるし。。。「人の爲」なんて途中思いっきりフュージョンだし。確か当時のインタヴューで屍忌蛇が「高中正義みたいだろ(笑)」的な発言をしてた気がする。因みにベースのTOSHI氏がスラップ(所謂チョッパー)奏法をするようになったのはこの曲が最初。それまでやったコトなかったので(普通このテのバンドでは必要ないテクだし)急いでマスターしたらしい。

 そういやボクは当時だって全然そういう目で視てなかったが、ヴィジュアル系ということになってるんですね。言われてみりゃそういう解釈もできるな。この他に『こけおどし』ってタイトルのビデオと写真集みたいな本(タイトル失念)も持ってた記憶がある。が、売っちゃってもう手元にないのでファン失格である。別にいいんだけど。