ハゲとロン毛の一人コラヴォレイション、それがジョン・ロビンソン
〜サッカーの問題です〜
“GK”とは何の略でしょうか?
「ジーコ!」
自信満々で答えた、どうもボクです。いや、高校の頃の話ですけどね。
「マラドーナって知ってる?」
「なんだそりゃ、ギラ・ドーガの改良型か?」
そんなサッカー知識。いや、痴識だな、これじゃ。
更に高校の頃の話。
「東京じゃテクノが流行ってるらしいよ!」
音楽に詳しいFくんが言うのだ、嘘じゃないっぽい。まだインターネットが一般的でない90年代初頭、“何故か知らないけど詳しい人”を介さねば最新情報が得られなかった時代の話だ。
「でもなぁ。。。テクノってとっくに廃れたと思ってたんだけど。この御時世にYMO聴いてるのって世界中で俺だけだと思ってたんだがな」
「いや、YMOとかってんじゃないらしいんだよ」
「?」
「なんか速いらしい」
「速い?テクノが?」
「うん、ハードコアテクノ」
「ハードコア・・・な〜んか洋ピンみてぇだな、おい」
「んで、もっと凄いのはデステクノって言うみたい」
「デスとテクノでデステクノ?oiとパンクでoiパンクより意味不明だな」
その数時間後、俺は(既に扱っているモノはCDになったというのに)レコード屋という呼称だけが慣習化している店の中で、人語を解さぬ畜生にだけ聞こえる周波数で絶叫していた。ディスコ(既にクラブだったがよくわかってなかった)でテクノ!踊るのか、テクノで。あ、でも昔は竹の子族ってライディーンとかで踊ってたらしいしなぁ。。。
んで、聴いて更に驚いた。なんだこれ。これも・・・いや、これが最近のテクノなのか!?と。まぁ正直あの頃のボクにはそれがテクノというジャンルの音楽にすら聴こえなかったのだ。やっぱテクノならピコピコって感じじゃないとなぁ。今思うと赤面系テクノコンピ盤。どのみちよく解ってなかったので、ジュリアナ東京のコンピ盤を手にしていたとしても何の疑いもなくレジに行っていたであろう可能性も否定できないのでそっちを買わなかっただけまだマシか。
凄くヒットしたとライナーに書いてある曲を聴いて一言、
「JBって死んでたの?」
そうです、『James Brown Is Dead』ですよ懐かしい。確かアンサーソングで『James Brown Is Still Alive』とかってあった気がする。アーティストは知らん。
15年近く経ってとうとう現実になってしまったワケです。つーコトで俺らしいヒネクレた追悼曲でも、と思ったのだが音源が見つからなかった。見つからなかったというか、二度と聴くこともあるまいと思って元々バックアップもとらずに棄てちゃったのかも知れない。普通そう思うって。
なんだかよく解らない当時の最新テクノ事情に翻弄され続けていたら、また、その少し後に絶妙のタイミングで電気グルーヴのANNが始まっていなかったら、きっと今頃はエイベックスっ子になってしまっていたかも知れない。あな恐ろし。。。
関係ないけど今日のブログを書くにあたって、調べものをしてる過程で荒木師匠のブログを発見。なんだかな〜。