アポロン音楽工業はもうない

『ALL OVER XANADU』

 孔子の有名な言葉に
「ルパンを追っていたらとんでもないものを見つけてしまった!どーしよー」
 というのがあるが、今日のボクはまさにコレ。先日書いた『拳精』の挿入曲「チャイナ・ガール」聴きたさにカセットの山を引っ掻き回していたら、『ALL OVER XANADU』を発見してしまった!どうしよ〜(ってかさっさとデジれよ)。。。

 最近だと日本ファルコムゲーム音楽について触れた時(http://d.hatena.ne.jp/STARLESS/20061209)にも未練がましく”結構プレミアになっちゃってるCD”で”オレ昔はソレ持ってたんだよ!”的なコトを書いているが、検索したら同じような負け犬の遠吠えがもう2回あった(http://d.hatena.ne.jp/STARLESS/20050807http://d.hatena.ne.jp/STARLESS/20050726)

 我が事ながら憶測なのだが、聴きたいってヤツが何人もいたので、貸し出してる間に俺が聴きたくなった時のために余ってたテープにダヴィングしてた(のだと思う)。ナイス判断、当時のオレ。とはいえ、そのあと行方不明(最終的に誰に貸したかすら覚えてない)になるってわかってたらクロームじゃなくてメタルテープ使ったのにな、ってか判ってたら最初から貸し出さんわい。

 んで、取り敢えずデジ化(テープ伸びてたり黴生えてなくてよかった〜)。実に17〜18年振りぐらいで聴いたが、やっぱコレ名盤ですわ。凄い時だとオークションでオーヴァー四萬もしてたらしい。そんな価値のあるものをゲームやったこともないクセに買ってた自分を誇らしく思う(結局失くしたけどw)。

 が、反面その価値はこの名盤にとってとても不幸なことだ。これだけプレミアがついているということは中古市場に出回っている数が圧倒的に少ない事の証(ですよね)。つまり、これから聴いてみようかな、なんて思った人がいても、金に物を言わせなきゃ入手できないシロモノだってコトです。

 それに、希少さ故の名盤扱いって思われるのがヤなんですよ。だって本当に名盤だから。。。因みに、このアルバムはザナドゥザナドゥ・シナリオⅡのアレンジ曲(なのでピコピコはしてません。シンセあり弦楽器あり、みたいな)が収録されています。そう、あの天才作曲家、古代こしろ祐三さんのデヴュー作(アルバム全曲じゃないけど)なのです。やっぱ若造(当時)だろうが天才は天才。超参った、そんな名盤。

 「チャイナ・ガール」はまだ発掘できず。。。


〜追記〜
今ニュースでカンニングの中島氏が亡くなったことを知った。享年35歳は若すぎる。来年復帰予定と言われていただけにかなり驚いた。青島さんに岸田さん・・・なんという日だ、今日は。なにはともあれ、合掌。

オール・オーバー・ザナドゥ

オール・オーバー・ザナドゥ