アラビア数字と漢数字が同居してる名前って。。。

 『プラレス3四郎』第9巻読了。『プラモ狂四郎』と“まぁだいたい”同時代にやってた作品だったと思う。今更の気づきだが、タイトルも微妙に似てる。因みに『プラレス3四郎』の主人公は素形3四郎すがたさんしろう。これが本名。んで『プラモ狂四郎』の主人公は京田四郎。

 当時、ボクはプラモが大好きな小学生だった。プラスティック・モデルとかプラモデルというより、“プラモ”が好きな小学生だった。ガンプラメイン。当然、『プラモ狂四郎』派。やっぱ連載誌も影響してるのか。『プラモ狂四郎』はボンボン、『プラレス3四郎』はチャンピオンだった。

 既にチャンピオン読んでるガキって少なかったと思う。当時の記憶を辿るにつけ、クラスメイトの家とか遊びに行っても、読んでたマンガは少年ジャンプ。『キン肉マン』世代だったりもしてるからね。ジャンプ黄金期がリアルタイムだったんです。あとはコロコロとかボンボンが多かった気がする。これ以外だと『キン肉マン』繋がりで『闘将!!拉麺男』が掲載されてたフレッシュジャンプとか、お兄ちゃんがいる奴の家だと月刊ジャンプとかあったりしてたような。『やるっきゃ騎士ナイト』でドキドキしてた。まぁ、今でもたまにしてるけど(全巻所蔵)。

 そんなワケで、ガンプラを入り口にしてた分、やっぱ『プラモ狂四郎』の方が入りやすかったと思う。それに対して『プラレス3四郎』っていきなりオリジナルプラモだし、普通にプラモ作ってヴァーチャルファイトの『プラモ狂四郎』と違って“リアルファイト”(プラレス)をしなきゃならんからモーターを組み込んでマイコン(笑)で制御して・・・ってこれじゃ普通のプラモ少年はついていけない。

 スクラッチビルドとかフルスクラッチ(ビルド)という概念すら『プラモ狂四郎』では途中から出てくるのに、『プラレス3四郎』は最初からそういうのを超越している。しかも話が進むと部品にセラミック(当時は世界的に最先端のマテリアルだった)とか駆動系にリニアモーターシステム(現在だって最先端じゃない?)使ったりとかでイマイチ親近感が持てない。とはいえマンガとしては父親の死の謎とか色々あって面白いとは思うけど。

 んで、アニメ化されたのだって『プラレス3四郎』の方だった。ただ、ウチの田舎はネットしてなかったこともあり、圧倒的に『プラモ狂四郎』が流行っていた気がする。特にボクみたいなロボフェチ・メカフェチ(お城のプラモとか作っても最後はミサイルとかガンダムの腕とかつけちゃう人です)は、ガンダムに限らず基本的にロボット系プラモがメインだった『プラモ狂四郎』を支持した。柔王丸だってメカには違いないが、生身っぽいのは好きじゃなかったので。もっとも、将来的に介護用技術にするための人間工学を基幹とする3四郎の柔王丸ですから生身っぽくないといけないんですが。


 18万HIT超えてた。読んで下さってる皆さん、ありがとうございます。

プラレス3四郎 (1) (秋田文庫)

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プラモ狂四郎 第1巻 (コミックボンボンデラックス)

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