弟子プリン

 テレビつけたらロンブーの新番組(?)やってた。世界の色んなBEST3を紹介する、みたいな企画。それだけ聞くとランキングものの強みだなぁとか思ったが、ネタのリサーチがいい加減過ぎでゲンナリ。ボクがテレビをつけた時は
「演奏時間の短い曲BEST3」
というネタだったんだけど、何故か3曲とも邦楽。日本の中だけでも本当にその3曲なのか怪しいところ。真面目にやれ。俺が知る限り世界一短い曲はナパーム・デスの「YOU SUFFER」だと思う、1秒。高校の頃、『ケラのFMナイトストリート』で聴いた記憶がある。


 さて、今日は80年代以降のクリムゾンについて・・・なんだが、正直ボク自身があんまし聴き込んでないのでパス。っつーかボクの感覚では、このバンドは常に20年以上先の音楽を提示している気がしてるので、ちゃんと受け止められるようになるのは寧ろこれからなのだと思っているのである。

 そんなワケで、アマゾンの1,000円券を有効活用して始めるキング・クリムゾン入門、である。確かに『レッド』は素晴らしいアルバムだが、果たしてこれがクリムゾンの、ましてやプログレの入り口として相応しいのかどうかを考えると甚だ疑問だったりしてしまうのです。結局のところ、
「やっぱ宮殿からじゃね?」
という気がしてならないワケですよ。

 んで、アマゾンを検索すると当然の如くHITするワケですが、同一アルバムで仕様違いとかあったりしてしまうのでこれから買おうという初心者は混乱必至だなぁと思った。ファイナルヴァージョンは音が微妙という評価がチラホラ見受けられるのでコッチ(↓)がいいと思う。
ttp://www.amazon.co.jp/Court-Crimson-King/dp/B00065MDRW/sr=1-3/qid=1162390075/ref=sr_1_3/250-6852339-9337814?ie=UTF8&s=music
 確か近年発掘されたんだかなんだかで、オリジナルマスターテープからの初CD化だそうです。無茶苦茶音がいいらしい。しかもファイナルヴァージョンより断然安い(1,763円。1,000円券使えば763円ですよ!)。輸入版になるが、id:ex-schizokids氏は英語大丈夫そうなので問題ないでしょ。ボクはもっと貧乏なので買い直せない(泣)

 これと、またしても1,763円輸入版『レッド』(↓)でいいんじゃないでしょうかね。こっちは今現在在庫2点みたいなんで急ぐべし。
ttp://www.amazon.co.jp/Red/dp/B00065MDSQ/sr=1-4/qid=1162390075/ref=sr_1_4/250-6852339-9337814?ie=UTF8&s=music

 ただ、ボク個人の偏りまくった感覚で考えてみますと、
クリムゾン・キングの宮殿』:名盤からその歴史が始まったという意味で、凄いジャンルである。プログレ。彦麻呂なら「音楽のビッグバンや〜!」とか言うのだろうか。ビッグバン・ベイダーじゃないよ。

『太陽と戦慄』:“宮殿”の呪縛から抜け出した奇蹟の名盤。その後のレッドへ続く源流もあるような。。。

『レッド』:この時、期せずして世界最強の3ピースバンド。

『ポセイドンのめざめ』:“宮殿”になれなかった裏宮殿。『闘将!! 拉麺男』で、嵩山少林寺の下に逆さになったもう1つの嵩山少林寺があったような感じ・・・って誰が分かるんじゃい。

アイランズ』:ポセイドン〜アイランズ〜暗黒の世界は、宮殿〜戦慄〜レッドに対する裏ドルアーガとか裏ゼルダ的感覚で裏クリムゾンと勝手に解釈しています、私。

『暗黒の世界』:これがライヴ!?

『アースバウンド』:これぞライヴ!!

『USA」:余力があれば

リザード』:お金と時間がありましたら

〜最後に〜
 「クリムゾン入門編を」ということで勝手気ままにお薦めを書かせて戴きました。が、ヘンな話「プログレ入門編を」と言われてたら、果たして宮殿を、いやクリムゾンを薦めていただろうか。なんて思った。

 キング・クリムゾンというバンドは、確かにプログレッシヴ・ロックというジャンルの代表格ではあるのだが、プログレっていうよりやっぱジャンルからして“クリムゾン”って感じがしてしまう。だからプログレの入門を、と言われたら意外とイエスとかEL&Pあたりから紹介していたりしてそう(ピンク・フロイドはあまり聴いていないのでよく知らない)。

 兎に角、自分の体験を省みて、考え込んでしまうのだ。いきなりクリムゾンでよかったのか、いきなりクリムゾンだったからよかったのか、一体どっちなのかと(笑)

In the Court of the Crimson King

In the Court of the Crimson King

太陽と戦慄(紙ジャケット仕様)

太陽と戦慄(紙ジャケット仕様)

レッド(紙ジャケット仕様)

レッド(紙ジャケット仕様)