一寸のスパムにも五分の魂または葛飾にバッタを見た

 自分のマシンではなく、店の奥の父のパソコンでHP作成作業をしているのだが、取り敢えず毎朝立ち上げるとスタートアップフォルダにショートカットが入れてあるのでメーラー(OE)が起動する。その際(前日の夜から翌朝迄の分で) 10通以上のスパムを受信する。丸一日分では30〜40通ぐらいだろうか。

 ボクのぷららのメアドにはここ数年一度もスパムが来ていないので「なんだかなぁ(© 阿藤快)」と思ったが、ここいら一帯で加入者の多いケーブル回線(勿論ウチの実家もそこ)だとドメインごと狙われてるからどこもそれぐらいスパムが来ているようだ。商店街の会合でみんな言ってた。ふぅむ。

 そんなワケで今日も朝からスパムばっかり受信。父のPCに入ってるバスターのスパムフィルタは万能ではないので、契約してるプロバイダやレンタルサーバ業者からのメールも初回は迷惑メールフォルダに入れてしまったりする。まぁ最初は仕方ないんだが。そういう事例もあるので、一応迷惑メール用フォルダも覗いてみることにしている。

 一口にスパムと言っても様々な形態があるものだ。間違い送信を装ったものとかストレートに卑猥な単語が書かれていたり、往々にしてワンパターン。しかし、今日はなかなか面白い“作品”を発見したのでここに紹介する。どのみちスパムなのだからどうせ差出人の名前やメアドは架空だろうし。

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From: "井上 真理子"
To: <実家のアドレス>
Sent: Saturday, September 16, 2006 11:44 AM
Subject:テトリスに見る性的表現


テトリス』と言う言葉の、「テ」は「手」であり、「トリス」はおそらく「クリトリス」。
つまり、『テトリス』は女性の自慰行為を表しています。

また、テトリスの生みの親、アレクセイ・パジトノフ氏の名前は、おそらく偽名で、「アレクセイ」=「アレが臭い」という一種の冗談でつけた名前だと考えられます。

                   「■■■
さらに、ゲーム中使用されるブロックも、 ■   」は男性器を横から見た図であり、

               「■
「 □□            ■■ 
 □□ 」は、四つんばいの女性、■ 」は、性器を露出させている男性。

と、それぞれ性的な意味合いを持っています。
         「■
          ■■□□
それらのブロックが、■□□  」 このように結合する様子は、性行為そのものであると言えるでしょう。

「ブロックが隙間に挿入され、一列に並ぶと消える」、というルールも、オーガズムを表現したものと考えることが出来ます。

ゲームに使用されるブロックは常に、「マワされ(= 輪姦)ながら、堕ちて」いき、無数のブロックが積み重なり、オーガズムをむかえ、消えていく。まさに「乱交」と呼ぶにふさわしい状態です。

ただ快楽のために生きる様は、本来人間のあるべき姿とは思えません。しかし、このように、人間の三大欲求のひとつである「性欲」を、擬似的に満たしてくれるゲームであった事が、『テトリス』のヒットに繋がったことは疑いようのない事実と言えます。

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受信拒否
courreges_never_land@yahoo.fr


 冒頭から終始一貫、限りなく断定に近い推量でグイグイ押してくるのが堪らなくよい。言葉巧みに(?)誘導するワケでもなく、「コレ読んで面白いと思ったらアクセスして欲しい」的な姿勢も潔くて好きだ。敬意を表してアクセスしてみたが、ページが表示されなかったところも面白い。このシリーズならまた送って貰いたいものだ。