ウォンチュー・・・は南佳孝

 コンビニで早くもおでんが売られていることに気づいた。ってか、ひょっとして年中売ってたりする?おでん好きじゃないので今迄気づかなかっただけなのか?関係ないが、白滝が白竜に視えて一瞬フリーズした俺〜。最近ドラマとかで見かけないのは小木茂光さんとヴィジュアルが微妙に被るからかしら。余談だが、電気グルーヴのANNで卓球氏が(このヘンの記憶は曖昧なのだが)“微妙”という表現を「白竜の演技力(笑)」と喩えていたのを思い出した。


 ボクの好きな芸人さんの1人、劇団ひとり氏について思ったこと。パペットマペットが設定上はカエルくんとウシくんのコンビ名である(黒子の人は存在していない)ように、劇団ひとりとは彼が演じる様々なキャラクターによって構成される劇団名(実際、各キャラクターは“団員”という位置づけ)と考えてよい。ウィキペディアによれば、主な団員は
つっぱり亭津田沼
ウォン・チューレン
北八先生
春樹
ピーナッツ雷太
ペペ
ラクル羽山
川島マネージャー
城はるお
オマール
滝沢翼
 こんな感じ。さて、ここで賢明なアニメ好きのおともだちのみんなはお気づきでしょう。そうだね、『攻殻機動隊 SAC 2nd GIG』 第8話(日テレ地上波版では第7話)「粗食の晩餐 FAKE FOOD」だね(何故かパッション屋良口調)。え?まだわかんない?じゃ8話のあらすじ。

3度に亘る南陽新聞社脅迫事件の現場全てで目撃されていた、カワシマ・ショウ(画面上のリストではどう視ても“川田修”に視えるんだが)なる元自衛官に着目した公安九課は、カワシマ・ショウの身柄を拘束し、その思想背景を調べる事によって内閣情報庁との関わりを探ろうと考えていた。

九課の荒巻課長は軍情報部長で旧友の久保田から、国際的テロリストのウォン・チューレンがカワシマの顔を盗んで(簡単に言うと“化けて”)中華街にある台湾素食飯店に潜伏しているのでカワシマの顔データが欲しいという問い合わせが公安一課から軍情報部にあったことを知る。課長がその(つまり、一課は一課で動いているから用心しろという)事実を九課のメンバーに伝えたその時、張り込んでいた台湾素食飯店にカワシマの顔をした男が現れる。

しかし一歩及ばず、ウォン・チューレンを追っていた一課はその男を射殺してしまう。一課が得ていた(現在のウォン・チューレンはカワシマの顔になっているという)情報は、九課の手掛かりを消すために内閣情報庁が流したガセであり、射殺された男はカワシマ本人だったのだ。

 もうわかったでしょ。ウォン・チューレン。偶然かどうかわかんないけど、攻殻機動隊劇団ひとりに同名のキャラクターが存在するのである(!)。以前『爆笑オンエアバトル』にウォン・チューレンのネタで出演した際、昼は愉快な用務のおじさんだが、夜は組織によってスパイとして日本に送り込まれた殺し屋であると、子供たちの前でもうひとつの顔について独白するシーンがあったりする。

 因みに、劇団ひとり氏の本名は、川島省吾。カワシマ・ショウゴとカワシマ・ショウ。これもなんだか偶然にしては・・・な気がしてならない、ひょっとして有名な話なのかも知れないが。事情通の方がいらっしゃいましたら是非、真相を。