ゴスロリは好みじゃないが、こっちのゴシックは好き

 早朝の番組で首都圏の一部で大停電が発生とかいってた。恐らく送電線のルートの関係だろうか、舞浜あたりは停電らしいがウチは大丈夫だった。だからというワケでもないが(いつも他人事気分ですみません)、ブラウン管の中の、信号すら点灯していない大都会の姿を
「あ、第三新東京市だ」
なんて、暫しぼんやり眺めていた。


 珍しく早起き・・・じゃないんですよ。丁度お疲れ気味の時の不意なナチュラルハイってやつでしょうか、昨日仕事(しかも力仕事)で疲れてる筈なのに、一睡もしてねぇし。いやもう楽しすぎなんですW-ZERO3弄り。

 なんか久々に寝食を忘れて没頭しておりました。んで、今日はW-ZERO3のリアルVGA化に挑戦してみました。元々W-ZERO3のディスプレイはVGAに対応してるらしいんだけど、OSの仕様に準拠してるのかどうか知らないが(すいません、いい加減で)、製品としてはQVGAが仕様になっている。つまり、
「この子は“やればできる子”なんですよ!」
 というワケだ。実際、発売当初からW-ZERO3をリアルVGA化して使おうという猛者はいたようだが、やはり不具合も多かったようだ。なのでボクもリアルVGA化は最終課題ぐらいに捉え、今迄手をつけていなかった。が、折角の盆休み。昨日迄仕事してて(他の社員はとっくに休みに入っていた)中途半端に出遅れた身だし、この機会にやってみるかと思った次第。

 調べてみると、以前とは大分事情が変わってきており、当初懸念されていた不具合をかなり回避できそうな方法やツールも出てきて、比較的気軽に出来そうな雰囲気(といっても自己責任最前線レヴェル)になっていた。

 これはやるしかない、と思った。QVGAからVGAになれば、単純に画面が4倍広く使える。といっても解像度の問題なので、当然ながらディスプレイの面積が物理的に増えるワケじゃない。その分4倍小さく表示されるだけ・・・といえばそれまでだが、これがどうしてモバイラーには大問題。

 取り敢えず複数の解説HPなんかを見比べつつ(当然ながら作業のキモは同じだったが)、必要なアプリやシステム関係のファイルをDL。順番をしっかり守ってW-ZERO3にブチ込んだら、あっけなく成功。うひゃあ、字が細かい!

 実はつい最近、またフォントを変えていた私。今度はMS UI ゴシック Ex+。“Windows上に移植したフォントである「SH G30」の記号と半角文字をMS *ゴシックのものに置き換え、 文字幅をAA対応にし、Unicodeの特殊記号にも対応したフォント”なんだそうで、今迄最強だと思っていたSH G30(ザウルスフォントのWindows移植版)もコイツの前では霞んでしまうぐらいにイイ感じ。

 勿論PCのフォントもコレに変えたぐらいで、兎に角サイズを小さくしても視認性が素晴らしく良いのもPDAにはうってつけ。MS Pゴシック Ex+、MS UI ゴシック Ex+、MS ゴシック Ex+の3系統のうち、ボクはMS UI ゴシック Ex+に惚れた。小さくしても大きくしてもイカス。

 気に入ったフォントも見つかり一石二鳥とか思ったが、やはりそう甘くはない。リアルVGA化には成功したが、電話やメールのアドレスデータのプログラムが起動しなくなった。メールや電話を受けたり手動でアドレスや番号を入力するなら問題ないのだが、そんな原始人みたいなことはできない。

 リアルVGA化にはPIMデータ(簡単に言うとアドレス関係)の不具合がツキモノらしいのだが、そこは回避用の対策も講じた筈・・・なんだがどうにもさっぱり機能してない。手順通りやったつもりなんだけど。元々入れてたシステム系アプリ(複数入れてるし、そもそも文系のオレにわかるわけねぇし)とどっかで競合してるっぽい。

 夕方迄メシも喰わずに12時間以上格闘したが、完敗。電話以外の機能は問題ないが、そもそもW-ZERO3スマートフォンなんだから、携帯電話として使えなくては東大モトクロス部もとい、灯台元暗し(寝てないと酷いオヤジギャグが浮かんでしまう)・・・ってか意味違うし。そう、本末転倒だった。

 やっぱシステム諸共のリアルVGA化なんて、ド素人のオレ様には厳しいらしい。アプリ単位で.exeファイルにVGA対応リソースを追加する方法でもやってみようかと思った。ってか、このままだと不眠記録が更新できそうな感じ。全然眠くないぞ。どうなってんだ。