世界の皆さん、日本は自分の言葉すら持たぬ国会議員のいる国です。

 曲を聴いた時に脳内に映像が喚起されることって皆さんはありますか?ボクはあります。例えば、『スローバラード』
♪きのうは くるまのなかで ねた♪
「え、ここでですか?」
「ここでもどこでもあるか、ヴォケぇ。忙しい時間を割いて売れっ子作家様が、おまえらみたいなド素人同然のコンビのネタをみてやる言うとんねん。移動中の車の中でもどこでもネタぐらいやれんでどうすんねん!」
いつか冠番組やレギュラーを沢山持って、長者番付に載るような立派な芸人になりたい。そう思って下積みに耐える若手芸人。そんな、風景が。

 因みに、この先の歌詞は知らない。RCで好きな曲は『ぼくの好きな先生』です。


 引用というのはとても便利な手法である。既に書かれていることや、自分では詳しく説明できないレヴェルまで簡単に表現することができる。

 少なくともボクは、最低限引用と判る範囲であれば、自分の文章が全文使用されることがあったとしても全く構わない。ブログであれば、URL(頭の“h”が抜けててもいいと思う)やトラックバックさえしてくれていたら問題ない。
「〜と、STARLESSという人がどっかで書いてました」
の一言でも充分だと思う。オレが書いた文章なんだぞ!というコトではなくて、それを書いたのが本人なのか他人なのかがハッキリしていればそれでいい。

 ブログ盗用の腐れ議員が吉野氏と和解したらしい。そういう問題なのかな。コイツに限らず議員先生の奇行というのは色々あるが、偽メール問題なんかとは本質的に違うと思う。

 あれは、名誉毀損では済まされないとも思えなくも無いような(実は確証無き)個人攻撃をし掛けたという取り返しの付かない“失態”こそが大きな問題だったワケで。

偽メールに騙されたのは(普通騙されるレヴェルのトリックではないとも思わなくもないが)些細な事実。だから一寸だけ被害者。

しかし、自身の社会的立場や責任に対して、騙されたでは“済まない”程に他者に対して大いに加害者。実際、大問題だったのは、この二次発生的な行動である。

 この2つは同一議員及び所属政党を巻き込んでの軽率極まる行動であったが故に一緒にされて糾弾されて当然ではあったが、本来は別々に考えてもいいことである。勿論、オトシマエをつけて貰う方向になるのは当然として。

 さて、ブログ盗用議員はどうだろう。それが、有料の著作物からの盗用でなく、吉野氏の無料ブログ(あるかどうかは知らんが)なんかからの盗用であったとしても、やはり盗用は盗用。窃盗だ。

 吉野氏には許して貰ったらしいが、それは当人同士の問題でしかない。一般人ならばまぁそれで一件落着かも知れないが、議員先生がそれではマズいだろう。オマエの肩書はナンだ?

 偽メール議員と全く同じではないか。少なくとも、日々真っ当に書いているブロガー全員にも謝罪すべき。こちとら、下らねぇ文章でも命削って書いてるンだよ。

 国政に影響しないような、たかがブログということかどうか知らんが、偽メール並に問題視されないウチはブログブームなんて本当のブームじゃないんだろうなぁ。