キャロラインは洋子

 昨夜、へるしーさん(id:healthy0107)のブログを視て愕然とした。CX『くるくるドカン』を見逃してた。今回は、男道のコーチ屋こと掟ポルシェ氏のコーナーがなかった事が不幸中の幸いではあるが。

 それでも「発見!くる波ワード(俗に言う、有田コーナー)」の“変顔”が気になった。しかも、そこから派生したであろう「女子アナ変顔選手権」は是非観ておきたい。でも再放送なんかあるワケない。。。


 そのままテレ朝つけてたら、とんねるず木梨氏の番組やってた。若手から中堅に移行中のロンブー淳氏と有田氏がそれぞれの子分である、品庄の庄司とアンタッチャブル山崎を連れての師弟トーク

 ここで、超若手時代に(他のコンビのネタでは絶対笑わない等)尖がってた時期をナイフで例えて“ジャックナイフ”と呼称するというのを木梨氏に教えていた(何故ジャックなのかは不明だが)。
「ノリさんもそういう時期ってありました?」
「オレは・・・ないけど、貴明は凄かったねぇ」
 とんねるずとしてメジャーになる前、とあるバラエティ番組のオーディション会場に100組くらい居た中、既にアマチュアながらピンで出た『お笑いスター誕生』で10週勝ち抜いて名前が売れていた石橋氏は周囲に物凄い殺気を放っていたエピソードを語る木梨氏。
「それってかなりジャックナイフ“回してる”状態ですよねぇ」
と、バタフライナイフとしか思えない形容と身振りで合いの手を入れた有田氏。高度なボケだなぁと感心したが、誰も突っ込んでいない。有田氏も含めて皆天然・・・なのか?


 朝起きて閃いたのでyouTubeへ。“変顔”であっけなくHIT。あるトコにはあるもんだ。初見での感想についてはへるしーさんのブログにコメントさせて戴いた通り。

 その後、斉藤舞子アナがあまりに面白かったので何度も観返した。最後に全員がもう1パターン紹介されていたが、他のアナウンサーにはバリエーションが少ない中(論外の平井アナは無視の方向で)、やはり斉藤さんは全く違った系統の変顔を提示している。

 兎に角、2パターンとも元の顔との振り幅が凄ぇ大きいところがまたよろし。こういう、美人系なのに変な顔とか或いは適度にマニアックなモノマネとかできる人って好き。必見。

 また、斉藤アナの変顔が出た瞬間のスタジオの反応が面白かった。お笑い界の自由人、オセロ松嶋が視聴者目線でゲラゲラ笑っているのと対照的に、「ヤバい!マズい!」という危機的表情の青木さやか。一瞬ながらかなり凹んだ様子。

 普段、女子アナに対して執拗に敵意剥き出しスタンスの青木さんだけに、斉藤アナの変顔は芸人を生業とする彼女の眼にはさながら恐怖映像として映ったに違いない。

 彼女としては“笑い”というホームで格下だと決め付けていた女子アナに惨敗したワケだから、そこそこショックだったに違いない。
「頑張ってますねぇ」
というかなり小声のコメントは、完全なジャックナイフ的強がり発言。まぁ本来、青木さやかという芸人は顔芸の人ではないので、正直然程気にする必要はないとは思うが。


ソニーのPS云々”とか言われると、遂にソニーパーフェクト・ソルジャーの開発に成功していたのかと思ってしまう、どうもボクです。まぁエスパー研究所とかやってたぐらいですからね。ってか、ソニスタモデルとかあるんだろうか。因みにPSはボトムズネタです。エスパー伊東ソニーエスパー研究所から逃げ出した実験体です。

『機甲猟兵 メロウリンク』
 ボトムズ関係もう1発ということで。全12話を一気に観た。DVD化とかされてない(ヴィデオとLD)が、有料配信なんかを利用すれば簡単でそこそこ安価に観れる時代っていいね。

 高橋良輔監督作品で『太陽の牙 ダグラム』(まぁ半分ぐらいは神田監督なんだけど)『ガサラキ』の次あたりに好きな『装甲騎兵 ボトムズ』のOVAだが、この作品自体は神田武幸監督の手によるもので、高橋良輔氏の関与としては原作とシリーズ構成及び一部脚本に留まっている。が、やっぱ全体的に高橋色が濃かった気がした。

 本編となる作品と同じ主人公による番外編とか外伝系とは違う。ガンダムでいうところの『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』みたいなモンで、要は同時代に生きた別人にスポットを当てた作品というのが鑑賞動機。

 また、AT(アーマード・トルーパーの略。要はボトムズ世界でのロボット)に乗らない主人公が対AT用のドデカい旧式ライフル一丁(他に地雷や手榴弾なんかも使うけど)で立ち向かう仇討ちの話、というのが面白いなと思った次第。

 大隊撤退のための陽動作戦という口実で捨て駒部隊にさせられたシュエップス小隊。AT相手に生身で戦うという無謀な戦場から唯一人奇跡的に生還した主人公メロウリンクを待っていたのは小隊そのものに対する敵前逃亡の汚名だった。

 仕組まれた軍事法廷から一瞬の隙を突いて逃走したメロウリンクは、無残に死んでいった仲間の無念を晴らすために当時の大体幹部に仇討ちを挑む。

 個人的に「復讐」ではなく少々古臭い「仇討ち」と表記する事に拘りたいのは、メロウリンクが必ず戦友のドックタグを見せる等してから“勝負”に至っている場合が多いから。

 で、実はこの作戦中に重要軍事物資である大量のヂヂリウムが“何者か”に強奪されていた(ヂヂリウムの行方は本編に関係しているッ!)。 これについては大隊の幹部が関与しているという噂が絶えない事や、本部上層部すら軍事法廷での大隊幹部の証言を信用しきっていないということで、特命を受けた情報部のキャラダイン中尉が再調査にあたっており、メロウリンクは行く先々で彼と遭遇することになる。

 キャラダイン中尉は第2の主役的なキャラ。ナレーションも彼の視点で語られる。彼の存在は或る意味で本編に於けるロッチナ大尉の如く(といっても彼ほどの大人物ではないが)、主人公を監視し(たまに手伝い)続ける。

 そうした彼の存在が、前半となる第6話迄メロウリンクが毎回1人ずつに仇討ちをしていくという“お茶の間時代劇化”を最大限に軽減する事に貢献している。

 ラストのアッサリ感を高橋良輔的と享受できたら立派な信者か。ファンの評価はそれなりにいいというのも頷ける。ネタバレに関係しそうなコト(要はストーリー)に極力触れないようにすると中途半端な感想文になってしまうのが隔靴掻痒だけど、まぁ仕方ないね。

 あと、どうせボクだけなんだろうけど、コレ観てたら奥崎健三を追ったドキュメンタリー映画ゆきゆきて、神軍』を思い出しちゃった(http://d.hatena.ne.jp/STARLESS/20050815)ですよ。ははは。

ゆきゆきて、神軍 [DVD]

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