生粋のコント芸人

田村亮子選手ではありません

 眼が覚めたら18時。ワケ解らん。寝すぎ。

 CX『ワンピース』久々に観た気がしたが、単に放送自体がなかったようで、まだロケットマン(海列車のプロトタイプ)で追いかけるところにもなってなかった。

 それはいいとしてチョッパーの声が違う。どう聴いても大谷育江さんではない。エンドクレジット視たら伊倉一恵さんになってた。調べたら大谷さんは体調不良で一時降板なんだそうで。

 大谷さんといえばピカチュウなんかが有名だが、個人的には少年声って感じ。『空想科学世界 ガリバーボーイ』のエジソンとかよかったなぁ。一日も早く復帰して戴きたいところ。


 テレ朝『日曜洋画劇場』は「恋人はスナイパー 劇場版」このタイミングでの放送って、要は「ピーナッツ」の大掛かりな番宣なんだろうけど、それでも何となく観ちゃう。

 いかりや氏はこれが遺作だと思うと妙に泣けてくる。声が辛そうだ。絞り出すような声を役者としての独特の間と演技でなんとか凌いでいる感じ。

 竹中直人氏ってシリアスっぽいテンションのままでコミカルな演技をさせたらやっぱ凄い。自分が闘うとみせかけて王(ウッチャン)に行かせたりとか、撃たれた瞬間に絶対言うと思ったし、やっぱり言ったけど笑っちゃった「なんじゃこりゃ」とか。

 出てくる店(?)の名前も「ビヨンド」だったりとかして、往年のウンナンファンは“じ〜ん”ときてしまいます。

ウッチャンナンチャンやるならやらねば!』収録中、ゲスト出演した売出し中の香港のロックバンド「ビヨンド」のメンバー・黄家駒(ウォン・ガークィ)とウッチャンが高さ2メートル30センチのセットから転落し、ウッチャンは軽傷で済んだ(とはいえ入院する程度だった)が、黄家駒は意識不明の重体(確か数日そうだったような)の後、死亡。

 まぁこの事故については当時ニュースにもなったから覚えている人も多いかと思う。ネットでも色々書かれているし。

 ウンナンは解散すら考えたらしいが、バンドのメンバーで遺族でもある人から「これは事故だからあなた方は辞めてはならない」的に、逆に励まされたらしい。だからウンナンは打ち切りにされた番組以外(「いいとも」とか)は出続けたそうだ。ある意味大変なことだと思う。

 そういや、ウンナンと親交があり、ビヨンドを紹介したとされる爆風スランプが、事故直後に出演した歌番組で歌い終わった後に「内村元気出せ!」と言ってたらしい。他にも当時ダウンタウンの松っちゃんがわざわざ「いいとも」の楽屋を訪ねた(自らの意思で「いいとも」を辞めたダウンタウンとしては行き辛い場所の筈)こともあったそう。

 なんか、こういう過去を思い出しながら観てると色々考えちゃうんですよね。こんな感じで多少シンミリしつつの鑑賞だったが、やはりウッチャンのコケる演技の巧さには唸らされた。初期「やるやら」のオープニングコント「コケる男」がまた観たくなる。

 結局、映画の番宣としては惡役で出てた阿部ちゃんの新作映画『サイレン』の方が多かった。意外。

恋人はスナイパー 劇場版 [DVD]

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