かんでは捨て、かんでは捨て

 今日はレジ打ち。絶え間なく湧き出ずる鼻水を拭うべく、ティッシュ1箱とゴミ箱をレジに持ち込む私。

 黒澤明監督作品『七人の侍』で三船敏郎氏演ずる菊千代は野武士達との決戦に臨むにあたり、何本もの刀を抜き身で地面に突き立てる。ボクが一番好きなシーン。

 嗚呼、これこそがリアルなんだな。日本刀というのは、我々現代人の想像以上に連続使用が効かないそうだ。人間を斬る場合、脂肪が刃に纏わりつくので切れ味が低下する(料理中、包丁を拭かないままで肉を切り続けられないのと同じです)。

 実際のところは数人斬ったら(いちいち拭かないと)もう使えないレヴェルなんだそうです。だから、菊千代は何本もの刀を使い捨て(乗り換え)なければ多人数を相手に出来なかったのです。

 まぁ、そんな心境で、ティッシュ1箱とゴミ箱をレジに持ち込んだワケです。誰一人気づいてなかったでしょうが。

 レジが暇になる時間帯、心理テストらしきものを強要された。縦向きにした握り拳を出され、「この上に手を乗せてみて」と言われた。廻りが出された握り拳と同じように握った拳を乗せる(要はげんこつ山のたぬきさん状態ですね)中、ボクだけが握り拳の窪みを塞ぐように掌を被せると
「げっ、オマエSか!」
だそうで。サドマゾ判定だったらしい。なんじゃそれ。ってか、何を今更。

「乗せろ」と言われたんで掌を乗せたのだが、特に指示がなければ握り拳の窪みに人差し指を捩じ込むつもりだった。後でググったら他にも似たようなSM判定があり、それだと“接地面積が少ない程S”という見解。つーコトはやっぱドSなのか。

 因みに、ボクにその心理テストをさせたKさんもSだったらしい。なるほど、だからボクはKさんをイヂるのが楽しいんだな。苛められたい人(M)の希望を叶えるのは唯の親切野郎ですよ。だからボクはMっ気のある人は苛めません。やっぱSを苛めてこそのドSですよね。勿論NO暴力ですよ。


 駅からの帰路、不意の降雪に見舞われた関東の街は危険が一杯だった。傾斜がキツイとはいえ普段ならば恙無く下れる坂道だが、降雪時に掴まるモノが無い状況にあっては途方も無く油断ならない。

 雪国育ちのプライドに懸けて転倒する事は許されない。意を決して傾斜に足を踏み入れる。一歩二歩と慎重な足取りで。
・・・見切った!
そう思った瞬間、左足が猛烈にスライド。が、
「拳王は地に膝をつかぬ!」
で御馴染みラオウばりの咄嗟の踏ん張り。なんとかなるモンだ。皆も雪道に備えて『北斗の拳』は読破しておくように。


 アマゾンさんは既に発送作業に入っていて、もう配送先の変更が効かない状況。配送先を会社にしていた事をすっかり忘れていた。明日は休みじゃん、迂闊。あぁ、モンティ・パイソン鑑賞は来週末か。。。


 帰宅したらテレ朝『土曜ワイド劇場』は土曜ワイド劇場「混浴露天風呂連続殺人25」一種暴力的とも思えるタイミングでおっぱいが無駄に登場するのだが、何故か有難味を感じるコトができず。

 とはいえ古谷一行火野正平常田富士男は最強のスケベ(ニュアンス的に“エロ”とは違う気がするんです)布陣也。木の実ナナ先生も相変わらずメデューサみたいで恐くて良かったです。


 iTunesさん、唐突にTHE KLFを鳴らす。二十世紀最後のおバカ二人組のサウンドは、久しぶりに聴くといいモンです。


 深夜のテレ朝『ドスペ2「映画ピーナッツ公開直前生放送SP 内村プロデュース番外編」』ウッチャンの役名は秋吉光一。この秋吉って親父さんの名前(秋好)からなのかな。なんか、一寸観たいかも。