空きNASはおじさんに使わすな

鉄人タイガーセブン

 正月が近いですね。昔から縁起の良い初夢は、一富士ニール・セダカ三なすびなんてコトを申しますが、富士真奈美加藤鷹と某消えかかった芸人の3Pの夢みちゃったらどうしようと恐怖に打ち震えている、どうもボクです。かなりの惡夢じゃんなぁ。


 今日は本社へは行かず、倉庫で作業。夕方、館内にあるシステム管理部に顔を出してみた。今週末に行われる営業部のPC入れ替えだが、台数が大幅に増えるのでシステム管理部の人員だけでは1台1台の社内LAN関係のテスト作業が1日では終わりそうにないそうで、各部署から“役に立ちそう”な人間が休日出勤にて手伝わされることになっていた。やはりというか、満場一致でウチの部からはボクが出ることになっていたので事前に内容でも訊こうかと思った次第。だが・・・
「おぉ、丁度いいところに。XPについて訊きたい事があってね」
とMさん。昨日、営業部より一足先に98からXPになった総務部のPCについてだという。

 直感的に“なんでもインストールおじさん”ことT課長のPCに手を焼いている話だと思った。T課長はおじさんのクセに好奇心が旺盛過ぎる人で、使えそうなフリーソフトを見つけては片っ端からインスコしてしまう愛すべき困ったちゃん。

 最近ではDVDのリッピングやトランスエンコーディングに凝ってしまい、通勤時にポータブルHDDプレーヤーで観る用のDVDのストックを社内NASの自分のフォルダに入れてしまった【漢】である。NASの空き容量が急激に少なくなったと思ったらこのおじさんのフォルダだけで○GBあったという。

話を戻す。Mさんの話とはT課長のコトではなかった。KさんのPCのことだった。

 社員共用のNASは通常ドライブのパスを“I”に固定しているのだが、KさんのPCでだけ4口のカードリーダーを挿すとドライブのパスが競合してしまって使えないという。んで、同じカードリーダーを他の人のPCに挿したらIを避ける形でパスが割り振られる。これは何故か?またどう対処したらいいか?という質問。
「実際に視てないので推論ですが、新しいPCが来てからシステム管理部の方がNASを含む社内LANの設定をする間(設定はPC到着の1日後。この間にスタンドアローンの状態で使用していた可能性が高い)にカードリーダーを使用したんじゃないですかね。Aがフロッピー、BがなくてCがシステム、Dがデータ、EがCDドライブですから、4口のリーダーということはFGHIになるでしょ。原因は解りませんがOS側がそのリーダーのパスを固定で認識してしまったと。んで、リーダーが外れている状態でNASをIに設定してしまったんで、後からまたリーダー挿した時に競合したとか」
「なるほど。じゃあどうしたらいいの?」
「一旦NASを切断してIというパスをリーダーだけにする。リーダーを挿してIになってる状態でパスをそれ以外に変更し、Iがフリーになったところで改めてNASをIにすればいいんじゃないスかね」
勿論、単に使用に支障が無いようにするだけならそのPCだけNASのパスをI以降のものにすればいいのだが、一応全社員の共通認識としてNASはIでないと何かと都合が惡いという観点からこう回答しています。ってか、コレって何かのテスト?なんて思ったら意外な一言が
「ドライブのパスって変えられるの?」
からかってんのかと思ったがMさんの顔は真剣そのものだった。
「知らないの?」
「知らない(キッパリ)」
 ここで1つ思い出した。ウチは高給取りのSE様を雇えるような会社ではない。システム管理部の人たちは入社時に“(他の社員に比べたら)できそう”というコトでこの部署に配属され、ほぼ独学で学ばされた人たちなのである。

 因みにボクが入社した頃はシステム管理部の人員に空きはなかったし、ボク自身PCは持ってなかった。ってか、当時はPCなんてヲタクの道具ぐらいにしか思ってなかったワケで。んで、PCが配備されて速攻で再起不能にしてから(windowsフォルダを弄りまくった。いや〜、若いっていいな、ってか無知は怖い)というもの、つい最近迄システム管理部のブラックリスト筆頭に君臨していたのであります。

 こんな感じなんで、ここの人々は帰宅してまでモニタの前に坐りたくないという人やPC自体所持していない人すらいる。或る意味完全な職業システム屋集団。勿論、ネットワーク関係やプログラミングに関しては当然出来るが、今迄社内のPC環境が98だったので98のことしか知らないのである。XPの、しかもこのテの内容については実はボクに一日の長があったりするワケで。

 コンパネ→管理ツール→コンピュータの管理→ディスクの管理でターゲットのボリュームを右クリックして「ドライブの文字とパスの変更」を教えて差し上げる。
「へぇ〜」
って、なんだかなぁ(by 阿藤快)。


 帰宅中の電車内で爆睡。
「お前は虎だ、虎になるんだッ!」
野村萬斎ぐらいヒント満載で言われたものの、あろうことかタイガーマスクではなく、しかもよりによって鉄人タイガーセブンになってしまうという惡夢 with 寝汗ヴィッショリで起床してみりゃ、そこは高砂

 嗚呼、最寄り駅迄まだ結構あるなとペーエスペーで『つっぱり大相撲』でも。山〇優は悲願の横綱昇進。やっぱ鉄人といえば28号よりルー・テーズより衣笠より“大鉄人”っていうくらいだからやっぱ17なのだなぁと意味不明に先刻の惡夢分析。って元々鉄人じゃなくてタイガーの夢だったような。


 コンビニ売りの、見出しがちょこっと視える状態のスポーツ新聞なんかで“真央”とか“五輪”の文字を視るにつけずっと小首を傾げていた。大地真央五輪真弓???まさかスケート選手とは、ね。五輪はいいとして、真央って言われても大地ぐらいしか思い浮かばないですよ、フツーのおっさんは。

 で、この娘は大地じゃなくて“あさだ”だそうで。あさだって言われても飴とか彰とか夜明けだ 潮の息吹き うんと吸い込む あかがね色の 胸に若さの漲る誇り 海の男の艦隊勤務 月月火水木金金ぐらいしか思い浮かばないですよ、フツーのおっさんは。余談ですが、上手に歌うコツは最後の“キンキン”のところで愛川欽也氏を思い浮かべるとよい、と孫子の兵法に記されていますよ。

大鉄人17 VOL.2 [DVD]

大鉄人17 VOL.2 [DVD]