本名:ヘルムート・J・ラコック。最後は高等弁務官

ラコック

 今日の週アス。三洋初のウィルコム端末の発売が掲載されてた。11月下旬。いち早く発売日を公表していた日本無線製の端末が来年の1月になってたんで他もそんなモンだと思ってたんだが、こりゃ嬉しい誤算。もしやと思い京セラのHPを覗いたら機種変予定機種のWX310Kも11月下旬になってた。うぉ、今から楽しみ。


グラップラー刃牙』21巻途中迄。そういや17歳にして地下闘技場のディフェンディングチャンピオンというところから始まったこの作品、途中からは13歳以降の修行編を描き、やっと時間軸的に最初のところに戻ってきた。まさか修行編で10巻以上割くとは思わなかったモンなぁ。


 フと思ったんだが、こういう構成の作品ってボクは以前にも経験している。高橋良輔監督の代表作の1つ、『太陽の牙 ダグラム』である。

 通常、ロボットアニメの第1話というのは、主人公がいやいや(もしくはおっかなびっくりで)ロボットに乗り込むプロセスを描くコトに終始しているものが殆ど。監督、ひいては作品の評価を決めるのは主人公の動機付けや心理描写或いはメカのクオリティ(リアリティ)である。“あの”ガンダムですらそうした範疇での最高峰に過ぎない。

 これに対し、ダグラムの第1話は冒頭こそ違えど(とはいえ、オープニングがラストシーンですよ!)、いきなり物語の中盤部分をスッパリ抜き出した形で、主人公クリン・カシムは当たり前のようにダグラムに乗ってゲリラ活動をしているところから始まる。勿論、そこに説明的な科白は皆無というハイブリッド具合。

 リアルタイムで観てたガキの頃はバカ丸出しだったのでイマイチついていけなかったが、大人になって見直して、惚れた。地球と植民星の統治権を巡って争う政治家、地球からの独立を目指して活動するゲリラとそれを報道する叩き上げでゲリラのシンパ的新聞記者・・・なんともシビレル設定。

 不思議なもので、「人間が出てるシーンなんかどうでもいい!」「ロボットだけみせろ!」なんて思ってた子供時代(こんなヴァカガキだったから連邦とジオンが何で戦争してるのかすら知らなかったという。因みにそれが解ったのは大学生になってからw)はどこへやら、大人になると濃密な人間ドラマが好きになり、ロボットシーンは逆に冷めた目線で観てましたね。いや、勿論ロボットものは好きだけど。

 こんな注文の多い客に対し、一番応えてくれるのが高橋監督(因みに、ダグラム神田武幸監督も関わってますが)なのですよ。ラコック補佐官の狡猾キャラ&声優に仁内建之氏を起用したセンスに脱帽。そして、本編以上の渋さを誇る(勿論、本編が素晴らしい前提で)次回予告の脚本(http://d.hatena.ne.jp/STARLESS/20040917)及びナレーターの山内雅人氏に万歳。全75話に刹那の無駄すら無しだコノヤロウ!観やがれ。


〜山守さん、弾はまだ残っとるがよ〜
 タグ未編集のMP3がまだ数GBありました。取り敢えず哭きながら編集中。