空とぶ円楽に弟が乗ったよ

不良番長

 史上初の高校生ドラフト、だったんですってね。滝巨人(たき きよと)って小学生がドラフトかかってた記憶があったんだけど。あ、『リトル巨人くん』か。マンガでした。しかし、グダグダのドラフトだな。やっぱ“ふしぎなぼうし”ことパンチョが居ねぇドラフトはクリープを入れないコーヒーみたいなモンですよ。ってボクはブラック派ですけど。


 帰宅中、『頭文字D』29巻迄読了。


 忘れた頃にいい仕事をしやがる俺のiPod shuffle。今日はアナンダ・シャンカールから谷啓に繋ぎやがった。耳の中ではトリップ系シタールの洪水から一転してリコーダーが炸裂。谷啓氏の曲でイントロがリコーダーといえば『愛してタムレ』ですね。この曲好きです。『僕はしゃべれるんだ』も泣かす名曲ですが、やっぱ『愛して〜』の方がメジャーなんスかね。

 リコーダー炸裂といえば、やっぱ『なすのちゃわんやき』でしょうか。ジャパニーズ・プログレッシヴロックの最高峰バンド、四人囃子の曲。

 昨日の続き。梅宮辰夫とえいば『シンボル・ロック』と『ダイナマイト・ロック』ぐらいしか知らんが、この2曲だけでもかなりのインパクトである。

 高橋良輔監督のアニメ『ガサラキ』に登場する多国籍コングロマリット“シンボル”の社歌だとする裏設定の噂が絶えない(嘘)この曲だが、その実体は辰っつぁんの辰っつぁんによる辰っつぁんのための性器礼賛ソング。

 辰っつぁんの朴訥な歌唱を得て連呼される “シンボル”という言い換えは、ちんこ音頭なんぞのストレートさが逆に恥ずかしくなるぐらいの破壊力を秘めている。唐突に挿入される「まったくシンボルちゃん様様だぜ」等の語り(独白?)も魅力。

 上記が夜の辰っつぁんなら、『ダイナマイト・ロック』は昼の辰っつぁんであるといえるだろう。冒頭、
手前、生国と発します所東京です。
姓は梅宮、名は辰夫。
縁持ちましたる渡世は番長です。
 と、番長のクセに「です・ます」口調の妙に律儀な辰っつぁんの独白に言い知れぬ不安を覚えそうになるが、間髪入れずオートバイ(not バイク)のエンジン音からイントロに繋げることで奇跡的にそれを回避しているあたりは流石。

 この曲では“ダイナマイト”を連呼する辰っつぁん。シメは
ダイナマイト×3 ロック〜だゼぇ〜
 なんだが、ロックであると断言しつつ演歌風の節回しになっているという、フェイント満載のトリックスタア(意味違)辰っつぁんが実にニクい。憶測だが、“番長”キャラをフィーチャーしているあたり、不良番長シリーズ絡みの楽曲とみた。


 テレビつけたらビビる大木が映ってた。昔、渋谷道玄坂で擦れ違ったことがあるが、妙にガタイがよくて惡い目つきで威圧感を放っていたのを覚えている。気づく者も多かったが、誰一人として気軽に声を掛けれなかった程。

 そんな彼の眼鏡のヴァリエーション及びチョイスのセンスは少々気になってたりする。極端な話、VTR毎に掛けてる眼鏡が違ってたり。自信はないが、パっと視たところアラン・ミクリやレス・ザン・ヒューマンくさい。なかなかいい趣味してる。