巨乳好きのニクイやつ(リン魂で企画にされてたなぁ

前田日明

 帰宅したらPRIDEやってた。丁度、ヒョードル VS ミルコが始まるところから観れた。実は、ヒョードルの試合を観たのはこれが初めて。K-1ブランコ・シカティックが優勝した第1回から観ているが、PRIDEはあまり馴染みが無い。最近になって桜庭選手の試合を観て、やっと観る気になった程度。なんというか、“高田の団体”だと思ってしまうと、萎える。

 この件に関しては明らかに非は我にありなんだが、どうしても前田日明派だったボクは未だにUWF(新)とかUインターの影を引き摺っている(ように視えて仕方ない)高田延彦に親近感を感じることができない。キャスターの真似事やっちゃう高田より、滑舌悪過ぎてインタビューでも何言ってるか解らない前田の兄貴の方が好き。イマイチ面白いと思えないギャグ(なんか軍服みたいなの着るやつ)の高田より、ひっそり嘉門達夫のアルバムでピザの配達の兄ちゃん役(やっぱり滑舌悪いw)の兄貴の方が好き。長州(ザ・何言ってるか解んない)の次に好き。浪人してた頃、第1次UWF時代の兄貴の写真(寝起きっぽい顔)をTシャツにして着てたくらい好き。

 別に格闘技ヲタじゃないのに廻りが勝手にそうだと思っているようで、ヒョードルなんか知らんと言って愕かれた事もある。しかも、なんだそりゃ、ヒョードー・ユキの親戚か?って続けてしまったので、“あぁ、やっぱボケか”って誤解されたままだ。どうでもいいけどヒョードー・ユキってケンドー・ナガサキみたいでイカす。更に余談だが、歌舞伎を観に行って「トラースキックもヌンチャクも毒霧もなかったな」といって怒られました。

 今の格闘技の時流じゃないのもなんとなく解る。でもやっぱオレはRINGSが好きだ。思考錯誤の末ロープエスケイプ○回を1ダウン扱いにする等、打撃系とサブミッション系の選手がかみ合うルール設定を作ったり、格闘王国オランダの精鋭を始め、世界各地の未知の強豪を発掘したりと、ヤオだ何だと言う人も絶えないが、それでもRINGSの功績は大きいと思う。

 特にヴォルク・ハン(コマンド・サンボ)、ニコライ・ズーエフ(ロシアン・サンボ)が魅せてくれたサブミッション対決は鳥肌モノだった。華麗かつ摩訶不思議なサブミッションの数々のインパクトは、嘗て新日での初代タイガーマスクのデビュー戦以来の興奮。ヘンな話、当時プロレスを否定していたRINGSの中に、ボクはプロレス的ドキドキ・ワクワクを感じていたのだ。

 若い人にはピンと来ないかも知れないが、佐竹や角田といった正道勢もやや特別ルール気味ながら参戦していた。あと、記憶が曖昧だが、プロフェッショナルレスリング藤原組(当時)から石川雄規(現:バトラーツ代表)も参戦していたような(自信ないなぁ)。あと、ウィリー・ウィリアムスを筆頭にビターゼ・タリエルやビターゼ・アミランといった元極真の強豪なんかも参戦していて凄く面白かったですね。好きだった選手はハンス・ナイマンとヴォルク・ハンとニコライ・ズーエフ。

 あぁ、懐かしい。そうそう今日の試合、なかなか見応えあってよかったですね。ミルコはまた出直しになっちゃうけど、でも強いから大丈夫。