リー・リンチェイ

ダニー・ザ・ドッグ

 戻って参りました、関東に。いやぁ、暑ぃやね。実家じゃエアコンの温度設定も高めでよかったのに、コッチじゃエアコンを16℃にしないとムリ。


 そうそう、ウチの19インチモニタでの解像度設定は1280×1024でした。id:KuroNeko666氏、失礼しました。でもやっぱUXGAでは細か過ぎですわ(笑)


 帰京して早々、映画館へ。何となく足が向かなかった作品を観るために。

ダニー・ザ・ドッグ
 リュック・ベッソンという人の影がチラつく作品というのは、二の足を踏んでしまう。結局のところ、この人の作品としては『レオン』と『グラン・ブルー(グレート・ブルー)』だけ観てりゃいいかな、と思っている・・・んだけど、後からじんわり気になるのもこの人の特徴かな。

 ジェット・リーが物凄いことになってます。ヒューマンドラマの側面からも、“あの”モーガン・フリーマンが霞んじゃうくらいイイです。昨今はチャイニーズ・マフィアの雇われ用心棒とか殺し屋的役印象が強いんですが、意外にもこういうのイケるんですね。ちょっとビックリしました。

 しかしというかナンと言うか、でも個人的にはやっぱアクションに期待しちゃうんですよね。勿論、その期待にも100%以上応えてくれていたと思いましたけど。 “動”の連続性で魅せるのがJ・チェンなら、“動”と“動”の繋ぎ目に一瞬の“静”を織り交ぜるのがこの人のアクションの持ち味でしょうか。重心の取り方とか物凄い巧いですよね。ワイヤーの効いてないっぽいところでもそんな感じがしました。

 ってかまぁ、ワイヤーアクション発達前からの人ですからね。ボクは未だに昔の名前で呼んでしまうくらいで。『少林寺』とか『阿羅漢』世代なんです。

 ”首輪”という記号のお陰で非常に解り易い作品になってます。これはこれでいいんじゃないかな。