お願い、痛くしないで・・・

山田五十鈴

 某氏へのリクエストでも探そうかと「暗器」でググってたら、「暗器の五十鈴、参ります!」というフレーズを発見。おぉ!と思ったのも束の間、なんかアニメのキャラの決め科白だった。なんだそりゃ。「暗器」「五十鈴」と言ったら山田五十鈴(やまだいすず)様だらうが!この大女優が出演されてる頃の必殺シリーズをよく観ておりました、どうも僕です。三味線に仕込み刀ってイカすよなぁ。

 あと、五十鈴繋がり(笑)としては、僕が大学生だった頃、緒川たまきさんや東京コミックショー師匠がメインのCXの深夜番組「よい国」に五十嵐五十鈴(いがらしいすず)さんが双子の妹(五十嵐美鈴)さんとF.H.S.(「フィフティーン・ハリケーン・シスターズ」って凄いネーミングw)名義で出てました。


「あらぁ、もう1ヶ月早く来てたら1回で終わったのに」

 インリンでも大石でもないジョイトイ、もとい女医(残念ながらおばさん) は奥歯に開いた穴を覗き込んで言った。会議を抜け出して、会社の近所の歯科医院に私は居た。

 レントゲンを撮られた。理論上は全裸以上の陵辱だが、不思議と恥ずかしさは感じなかった。見解は、神経まで達してるかしてないか微妙な状態、らしい。

 課長に教えて貰ったこの歯科医院、会社から徒歩3分程度で不完全予約制なのでこちらが指定した時間さえ空いていれば待ち時間なしで治療して貰えるので、一寸会社を抜け出す程度で済むから有り難い。

 また、ここはなるべく抜かない被せないという治療方針らしい。勿論強制ではないが。小さな穴なら虫歯菌を駆除しつつ再石灰化で再生させるんだそうだ。凄ぇな、最近の歯科事情は。

 今日のところは特殊な薬を詰めて一時的にコーティング。明後日に殺菌具合等を確認し、運が良ければ抜かない被せない治療に移行して貰えるらしい。昨夜はブログを書き終えて就寝する頃には痛みが引いていたので、期待はしていいと思う。

 治療そのものは痛くなかったので、ある意味拍子抜け。畳の目でも視て痛みに耐えるつもりでいたのだが(笑)。会計時、念のため痛み止めを貰う。

「どうしても我慢できないような痛みが出たら予約とかいいからいらっしゃい」

 不完全予約制とはこういうことだ。因みに、お約束の“ついでに別の歯に小さな虫歯”も勿論発見された。会社に戻ったらアマゾンからCDが届いてた。


 帰宅後、早速iTunesエンコード。しかし、これだけでは不完全なのでSuperTagEditorでアルバムタイトルとアーティスト名を追加。ここまでしてやらないと音ログAudioscrobblerで再生リストがマトモに反映されないというのは大いに不満だ。しっかりしろ、iTunes


梶芽衣子全曲集/梶芽衣子
 全曲聴いて愕いた。正直、シンガーとしてもここまで表現力があるとは思っていなかったので。松雪泰子以来の衝撃。

 映画やドラマ上とはいえ、殺人者という印象がどうしても強かったし、実際彼女に提供されたのはそのテの情念・怨念系歌謡曲が多い。

キル・ビル Vol.1」のラスト、傷だらけになりながらもルーシー・リューを叩き斬ったユマ・サーマンが天を仰いだところ(だったと思う)で流れた「修羅の花」も、本来なら隠れた名曲だろう。まぁ、この曲に関しては、隠れていたのを表に引っ張り出したタランティーノ監督の方に功績がありそうだが。

 そんな中、数少ないながらも「南風」のようなやさしい曲もあったりして、とても満足できる全20曲構成。勿論、「怨み節」が彼女の代表曲であることは間違いない。

 余談だが、多少の歪曲性こそあれ、たとえ一端であれ、我が国の文化をリスペクトするタランティーノ監督は偉い。というか、誇るべき自国の遺産はいつだって異国人の眼を借りなければ再評価されないものだ。暫定的かも知れないが、深作欣二監督の正統なる後継者は彼ではないだろうか。

 んで、更に余談だが、ユマ・サーマンって結構デカい(183㎝。178㎝という記載もあるが、いずれにせよデカい)のね。イ〜ネッ!

梶芽衣子全曲集

梶芽衣子全曲集