この音を忘れるな!

 裏から手を廻して“みのさん”の本名をミノタウロスに改竄しました、どうも僕です。

〜林檎と饂飩〜
 GyaOで鑑賞中の「あしたのジョー」も佳境に入って来た。マンモス西の“鼻から饂飩”ばかり覚えていた自分が情けない。饂飩の前に林檎・・・そう、力石徹の林檎があったじゃないか!

 白木邸での夕食。出された食事を下げさせ、「これをいただきます」と力石が摑んだ真っ赤な林檎1つ。左手で覆うようにして種・芯諸共貪る力石。齧るなんて生易しいもんじゃない。貪り喰うのだ。一度聴いたら最期、力石が林檎を貪る音は耳から離れない。

 また、矢吹・力石戦が迫ってきたこともあり、OP・EDが変わっていた。OPは矢吹、EDに力石。思い入れの差だろうが、EDが桁外れに格好イイ。曲にしても、ヒデ夕木(後に“ヒデ夕樹”に改名。故人)さんの歌う「力石徹のテーマ」が最強に素晴らしい。

あしたのジョー ソングファイル ( サウンド・トラック ) TKCA-72506-K

あしたのジョー ソングファイル ( サウンド・トラック ) TKCA-72506-K

 OP・EDネタ2発目。アニメや特撮ドラマ映画等、作品が好きだと、楽曲単体としては実は大したことがないようなモノまで好きになったりすることはよくある(あしたのジョーはどっちも素晴らしいです)。しかし、逆のパターンってのは少ない気がする。そんな中、「魔法戦隊 マジレンジャー」の曲はOP・EDとも素晴らしいデキだ。番組は第1話しか観てないが。

 特にED「呪文降臨〜マジカル・フォース/Sister MAYO」がたまらなく良い。凄く声がカワイイんだけど、この“Sister MAYO”って何者???

 蛇の道はヘヴィとはよく言ったモンで、ちょいとググればザックザク情報局(珍しく電気グルーヴネタ)なワケで、かなり詳細且つ信憑性の高いソースを発見!

ttp://blog.livedoor.jp/nemo151224/archives/15248750.html

 ふむふむ、沢田雅世。平間あきひこプロデュースねぇ。この平間氏もTHE JADOES(現:ジャンジャナ〜ル・ジンジェ)のメンバーです。ジャドーズについては以前お笑い芸人とロバート・デ・ニーロの関係についてのところで書いてます(http://d.hatena.ne.jp/STARLESS/20050428)ね。あ、メンバーの1人が、ダンス☆マンとして活動していることまでしか書いてねぇや。ダンス☆マンはHieこと藤沢秀樹氏です。平間氏ではありませんので念のため。

 んで、ここを読むと、どうもこの沢田雅世という方は元X-JAPANTAIJIの妹(の可能性超濃厚)だとか。あ、“ヘヴィ”ってここに掛かってたのね!ってそうじゃなくて(笑)。まぁ、細かいコトを言うとTAIJIこと沢田泰司在籍時はJAPAN付いてなかったんだけどね。ってXファンだと思われたらヤだな(汗)。当時の僕は、エクスタシー系の対極でナゴムファンやってましたから(泣)

ラブ・アクチュアリー
 少々乱暴な説明だが、19人という主要キャストで9つのストーリーが同時進行するという作風。兎に角、その人物の多さに尻込みして鑑賞が滞っていた作品。観終ってみると、意外にもあ〜そんなに居たっけなぁって感じだった。

 普段から役名とか全然覚えられない覚えない私だが、冒頭部分で彼・彼女らが“どういう”人物なのかがハッキリ描かれているので、場面(ストーリー)が切り替わっても全く混乱しないで済んだ。

 9つのストーリーなんていっても、それらが全て複雑に絡み合っているという訳でもない。終盤の小学校の学芸会での複数キャラの顔合わせや、ラストの空港シーンでの全員集合は半ば強引な帳尻合わせ感が否めない。

 敢えて不満というならば、人物が中途半端にしか絡んでいないことではなく、絡ませてしまったこと。基本的に個々のストーリーは接点がない方が逆にもっと面白いんじゃないかな、と思った。つまり、並列化された物語たちに対し、老いた毒舌ロックスターの痛快なる復活劇がTVを通してほんの少しだけ干渉することで生まれる包括感、みたいな。

 眼を凝らせば日常のあらゆる所に愛は溢れているもの。それを再認識するのに最適な場所は空港である。

 こんな切り口で始まり終わろうというのならば、尚更そうして欲しかったかも。とはいえ、決して癇に障るようなものではないのでこれから観ようという人は安心して観て欲しい。

 あとは、やはり英国系独特の作風を受け入れられるかどうかという好みの問題かな。隠れキーマン、というか分水嶺ローワン・アトキンソンに充分な存在意義を見出せるか、どうか。

ラブ・アクチュアリー [DVD]

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