クリスマス(から正月にかけて)の奇蹟【長いw】
GyaOにて「あしたのジョー」第30話まで鑑了。「泪橋を逆に渡るんじゃぁ〜!」という丹下会長の科白にグっとくる。
う〜ん、やっぱ男はボクシングですかいのぉ。
いや、↑はジョーじゃなくてショーを観て思ったワケで。ショーってのはケインくんの親父じゃなくて、結城将のこと。んで、結城将ってのは水島裕の声なワケで(説明になってない)。今、ジョーと並行して「魔法のスター マジカルエミ」を観ておるのです。今視ると80年代ファッションがかなりイタいですが。
現在、イケメン声優といったらまぁ・・・全然知らないや(笑)。そんなボクらの世代にとってはやっぱり水島裕氏はハズせない。
燃えよデブゴンに端を発する一連のサモハン・キンポーの吹き替えとか、NHKでの顔出し仕事である「連想ゲーム」での水島裕としての側面とか教育での「やっぱりヤンチャー」の“裕にいさん”(「ふえはうたう」でお兄さんやってた声優さんは、はせさん治氏とか三ツ矢雄二氏とか関俊彦氏ですから)とか、何故か一時期“水島裕允”に改名してたりなんてのが逆に足を引っ張っていると言えてしまう程に、本来は二枚目声をすべきお人なのだよ。ちょっと思い出しただけでも
「ときめきトゥナイト」:真壁俊
「魔法の天使 クリィミーマミ」:大伴俊夫
「魔法の妖精 ペルシャ」:室井力
「百獣王 ゴライオン」の黒鋼勇
俺のアニメ声優的BEST of 水島裕は「六神合体 ゴッドマーズ」の明神タケルだな。まぁこの方、難を言うなら爽やか過ぎてアクが足りないくらい。とはいえ、サモハンもこの人の声じゃないと納得しない私だが。
20時よりアニマックスでTV初登場の「東京ゴッドファーザーズ」鑑賞。「パーフェクトブルー」「千年女優」と、今敏監督は俺を落胆させない男、だ。
「東京〜」も然り。もうテンポとか目茶苦茶イイ。んで、勿論、シンミリさせる部分も途中入ったりするけど、“変に”お泪頂戴にならないように厭味なく計算され尽くしてる感じで入ってくるミユキちゃんのツッコミのタイミングも絶妙。文意が破綻しているようだが、一言でいうと、ゆったりとしたジェットコースタームーヴィー(笑)
途中、ホームレスを襲う少年の集団が出てくる。彼らは文明的というかホームレスに対しての富をもった存在であるが、そこに人間らしさ・思いやりはない。
だからといって単純にカネ持ってるヤツが皆悪者でホームレスが心がキレイとかって描いてないところもいい。だって彼らに対し、身なりでなく中身を視て接した“ちょっといいヤツ”キャラがヤクザの太田組長ってところも面白い。でもそんな太田もやっぱり彼らに対してじゃないが、やっぱしヤクザな一面があったし。
清子の不思議な力(奇蹟?)によって、非家族による擬似家族的生活から現実の棄てられた(棄てた)家族と再会、そして対峙した瞬間のギンやミユキの行動・反応に妙なリアリティーがあって引き込まれた。
キャラ的には、ナンといってもオカマのハナさんがよかった。こういう人が友達でいたら(友達以上は勘弁w)楽しいだろうなって思った。んで、担当声優だけど、冒頭で一聴した瞬間は江原正士さんかと思った。でもなんか違うっぽい。んで、暫く聴いてたらある芸人(近年は俳優業でみることが多いかな)さんが浮かんできた。
んで、ハナさんのオカマバー時代の回想シーン。越路吹雪の「ろくでなし」を唄ってるシーンで確信。ヤヴァイ、画面の中のハナさんは普通に唄ってるのに、俺の脳内では豆を鼻に詰めて鼻息で飛ばしながら唄ってる映像に強制変換されてしまってる(笑)
エンドクレジットみたら、やっぱりWAHAHAの“梅ちゃん”こと梅垣義明氏でした。
あと、キャスティングマネージャーとして柏倉ツトム氏の名前を発見。声優以外にこういう裏方のお仕事(しかもイイ仕事)もされてるんだなぁ。
ラストの意外なオチの余韻に浸る間もなく鈴木慶一さん(劇中の音楽も手掛けられてます)の歌が聴こえてきてジワ〜っときた。とても清清しい気分になれる、いい作品だと思いました。
死ぬことは簡単だ。生きていることをキチンと実感しながら生きくことに比べたら。
あ゛〜、早くアニマックスで「妄想代理人」やってくんないかなぁ(勿論PPVじゃない方でw)。。。
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