ロックな歯科医はハルメンズで近代体操

サエキけんぞう

 会社には、頼んでもいないのに私のファッションチェックをしてくれる、奇特な人がいる。Kという私より2歳上の後輩(中途採用)だ。やたら私の着てる物をチェックする。ホモかと思ってたぐらい。最近10歳くらい若い嫁貰ったんで、そういう不安はなくなってホっとはしてるんだけど(笑)
「なんですか、その格好は!30過ぎのおっさんのクセに。なんスか、そのジーンズとかベルトとか指輪とか」
バーバリーヲタに言われたくねぇよと思ったものの、やはりモルガンオムのデニムパンツとかベティーズブルーボーイのベルトはマズいかな。ヴィヴィアンのアーマーリングはフェイクだよ。

 とはいえ、少々不安だったんで帰宅後、客観視目的で写真撮ってみた次第。う〜ん、普通だよ、普通(写真では伝わらないだけかw)。大サーヴィスで「本日のアレな1枚」にあげときます。


 微妙に早く帰宅したらテレ朝「奇跡の扉 TVのチカラ」やってた。未解決事件とか身近な失踪事件なんかをTVというメディアの力によって情報収集して解決に導こうという番組らしい。

 かなりシリアスな内容(というか依頼者が切羽詰った感じ多し)なので、中山秀行・川合俊一林家こぶ平(正蔵?)等、普段ならバラエティ色豊かな出演者たちだが、ここでは皆神妙な顔つきで発言にも笑いはない。が、しかし、そこに面白さが潜んでいる。

 途中からだったので事件の内容はよくわからなかったが、まぁ、そんなコトはどうでもいい。失踪だか何だかの犯人と思われる人物像について皆で推論合戦。

「部屋に残った夥しい血痕ですが、これは何か凶器を使用したと考えられますねぇ」(弁護士の人)
「そうですね、素手じゃ無理ですねぇ」(川合?)
「こんなところに車を乗り捨てるなんて、犯人はかなり土地勘を持ってますねぇ」(林家)
「そうですねぇ」(一同)
「○○(地名)から××(地名)に一旦戻ってきてるようですが、これも何かの陽動の可能性が・・・」
「それはないでしょう!」(一同。しかも速攻で)

 バラエティじゃ見飽きた“総ツッコミ”だが、こういう番組だと物凄い新鮮だったりするワケで。やっぱ真面目な番組は似合わないよ、ABブラザーズの松ちゃんじゃない方の人。


 何故か急に聴いてみたくなるアーティストっていないですか?僕はあります、そういうの。学生の頃に存在を知ったのだけど、そのうちそのうちって思ったまま現在に至っちゃって。。。

 というワケで、とある女性アーティスト及び男性バンド(?)のアルバムを4作目まで一気に揃えようと思ったのですが、アマゾンもHMVも在庫切れという体たらく。仕方なくヤフオクで落札しようとしている次第。僕の専属ヤフオク代理人N井主任にメールして入札かけてもらってるのですが、まだ8枚中2枚しか落札できてない状態。あ、入札中の1枚は定価越えちゃった(泣)。どうしよう。コイツと張り合うか。諦めるか。。。

 兎に角、アーティスト名はまだ言えません。戸川純ちゃんじゃないです。いっぱい持ってますから、この人のは。言えないってのは入札中だからです。ただでさえ数が無いのに価格吊り上げられたら困りますから(笑)。無事全部落札できたら感想兼ねてご報告致しますね。

 そうそう、戸川純で思い出した(?)ことが。高校の頃、知人にゲルニカのアルバムを薦めた時のコト。
「これ聴いてみ」
「おぉ、なんか凄ぇ(ジャケ)イラストだな、おい。誰が描いてんの?」
太田螢一って人」
「エェ〜〜〜!マジで!?」
「そうだよ」
「あの人、こんな絵も描けるんだ!」
「こんな絵ばっかだけど(ん?)。ドグラマグラの表紙とかが有名かなぁ」
「ふ〜ん、俺は歌手としてしか知らんかった」
「歌手?」
ナイアガラトライアングルとかフィヨルドの少女とか」
「・・・!」

 そりゃアンタ、太田螢一(オオタケイイチ)じゃなくて大滝詠一(オオタキエイイチ)だろうが。元はっぴいえんど。知ってるよ俺だって(笑)

新世紀への運河

新世紀への運河


 ついでに思い出したコト(?)を。パール兄弟のアルバム『六本木島』の2曲目、「少女マヌカン」という曲はコーラスに戸川純ちゃんが参加してて、いいんですよ。んで、この曲の歌詞について

“試着室はカラクリトリップ”
“知らない世界へゴーイングダウン”
“ブレイクスター生まれ変わる夜の国で”
“行ったままだよアナザーワールド

 高校時代はこんなフレーズを何となく聴いていたんだけど、大学に入って先輩から歌詞の意味を訊いて恐くなっちゃいました。

 70年代後半から日本人の海外旅行が増えたんだけど、当時のアジアあたりじゃ失踪事件(特に女性の)が多かったんだそうです。海外の一流ブランドも安く買えるってんで、ブティックに入る女性が多いんだけど、そういう店の中には闇の世界(組織)と繋がってるところがあって、試着室に入ったが最後、床が抜けて二度と出てこれないんだとか。

 察しがついた方もいるでしょうが、落ちた先には“そういう家業の人”が待ってて、記憶がアレになるくらい薬漬けにされて売春宿に売られたり、臓器ブローカーに・・・。そういう歌なんだそうです。ひゃ〜。


 関係ないが、個人的にリスペクトしていた放送作家、故:景山民夫氏(某団体に入ったあたりから興味なくなったんだけど)が「やつらを喋りたおせ」って曲出してるんだけど、歌い方がサエキけんぞう(正しくは“佐伯健三”時代ね)氏に似てる。

TOYVOX

TOYVOX

大ピース

大ピース