♪昼の2時に〜胸をそ〜らせ〜♪って歌詞がイカス!

サインはV

 業績復調ために(別に会社潰れたりとかしてはいないんだけど)会長が某超有名企業からヘッドハンティングしてきた新社長と我々下級社員の面談がボチボチ進行している今日この頃。

 私の順番はまだだが、終わった人たちの口から漏れる合言葉は「日経」だ。女性は大変ですよねってそれは月経。余談だが、バンドブームの頃、「生理休暇を下さい」って曲があったな。演ってたバンドの名前は“えび”でした。

 要は“社会人なんだから日経ぐらい読み給へ”と言われているのね。社員の意識改革の一環なんだろうが、今更こんな就職活動の学生への心掛けを言われてるようでナンとも情けない話だ。えっ!? ボクですか?通勤中とかに、目の前のオッサンが読んでたら読むようにしてますよ、裏側を。

「あ〜、それだったら会社でWeb版でも見ればぁ?」としんちゃん口調で教えてやったところ、普段はネットのネの字も感じさせないようないい歳こいたおっさんが、Web版の日経を読んでは分かったようなコトを言うと云う春の珍現象が起きている。

 いけない。この騒動の責任は自分にある。そう思った私は彼にちょっとした制裁を加えることにした。半ば彼専用になっている端末のブックマークを改竄。帰社後、「日経」というブックマークをクリックした彼が眼にしたのはエロサイトだった。キョトンとしてんじゃねぇよ、まぉう。


 実写版「アタックNo.1」を観てみた。酒井彩名嬢は、何となく記憶の片隅にあった早川みどりに似ていた、と思う。あと、選抜選手召集のシーンでの
「あっ!大阪寺堂院(高校)の八木沢(香)さんよ!」
「あの、三位一体攻撃の!」
という遣り取りがよかった。懐かしい響きだなぁ、八木沢三姉妹(香・静・桂)の三位一体攻撃。あと木の葉落としね。練習したもん。んじゃ、気になったことを幾つか。

 いつもの習慣になっているようで、鮎原家で朝食をとる石松真理(森田彩華)と早川みどり。鮎原を“親分(おやびん)”と呼ぶ石松に対し、(マリなので)“ゴリ”と言い返す鮎原。何故か“ゴリ”に反応した鮎原の母が一言「え?ゴリって何?竜雷太の話?」。そうだよな、宇宙猿人ゴリじゃ素人さんには少々マニアックかもなぁ。なんて思ってたら練習後に寄ったラーメン屋の親父役(特別出演)に竜雷太。因みに「太陽にほえろ!」でのゴリさんのニックネームの由縁だが、ヴィジュアルがゴリラチックだからじゃなくて、時に自論のゴリ押し具合が凄いから、が正解。

 実写版シリーズの前作にあたる「エースをねらえ!」でもそうだったが、当世風にアレンジしてあるのでイマドキ学生の必須アイテムの携帯を使う登場人物たち。スポンサーだから当たり前なんだが、それらは全てauの機種。妙に不自然。

 体育館で葉巻(煙草)を燻らす猪野熊監督(船越英一郎)。カメラのフォーカスが合ってなかったから私の思い込みかも知れないが、監督の遥か後の壁に書かれていたのは“禁煙”の文字ではなかったか。ってかあのテの体育館内は大概禁煙。

 選抜合宿コーチ陣に謎のアフリカ系黒人(挨拶が「ジャンボ」でした)が居るが、彼の存在はかつて猪野熊監督がアフリカの小国をオリンピックに導いたというエピソードと関係ある筈。

「まだ言うか!」と言われたら「まだ言うよ!」というくらいの勢いで、個人的には「アタックNo.1」じゃなくて平成の「サインはV」をやって欲しかった私。“X攻撃”とか“稲妻落とし”とか、こっちの方が技が断然ド派手なんだけどなぁ。あと裏テーマとして故:苑文雀さんが演じていたジュン・サンダースの闘病記という少し重い要素もあるし。因みに、実業団の名前は“立木武蔵”なのだが、TV版では“立木大和”になってます。あとレコードのジャケ写のセンターは何故かコーチ役の中山仁氏です(笑)

 まぁ、そういうせめてもの欲求ということで、鮎原亮子(こずえの母)役は坂口良子(1作目は岡田可愛で、坂口さんは昭和48〜49年放送のリメイク版です)さんでお願いしたかったなぁ。岡江久美子さんには全く不満はないですが。

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