キング・クリムゾンは未来の音楽を奏でる

今聴いて丁度いい20年位前

 会社では、朝から俄か蹴球小僧が「バーレーン戦、バーレーン戦」って五月蝿かった。しかも、「今日、ボク出場しますんで応援して下さい」だのと寒いコト言ってンじゃないよ。ってかそっとしといてくれりゃ、別にサッカーを悪く言う気ないからさ。それを、なんで強要しようとすンだよ。坊主憎けりゃナンとやらで、思わず「何?男塾?」って言ってやりましたとさ。そりゃバーレーン戦じゃなくて、(大威震)八連パーレン制覇だろって誰もつっこんできませんでしたけど。



〜本日の失敗〜
 帰宅時に日経CLICKを買ってしまう。今月2冊目の。どうりで知ってる記事ばっかだと思ったよ。先日も手帳(メモ帳)を失くさないように気を配っていて、比較にならん程大事な資料ギッシリのクリアファイルを丸ごと紛失したばかりだというのに。ま、比較にならんというのは、クリアファイルの中身に比べたら手帳が重要で無さ過ぎるってダケなんだが。手帳の書き込みといったら仕事系メモ2件、ブログの小ネタ10件だもんなぁ。ってか真に問題なのは、やはり慢性的な睡眠不足か。このところ朝早いのが多かったから寝坊しちゃったら逆にアレだから睡眠導入剤服用してなかったんだよね。今日も殆ど一睡もできないまま朝になっちゃったんで、日中超ネムかったっス。


 そんなワケで帰宅後は本日もキング・クリムゾン山口百恵だけで構成されたプレイリストでシャッフル再生な、どうも僕です。どっちもプログレですから(キッパリ)。流石にTalking Drum/King Crimsonいい日旅立ち山口百恵って繋がった時はゾクっとしましたね。通常(?)だとTalking Drum〜 Larks' Tongues in Aspic, PartⅡって繋がるんだけど。凄い新鮮でしたよ。

 因みにLarks' Tongues in Aspicを直訳すると“毒蛇の中の雲雀の舌(或いは声)”という一見よく解らんちんな感じになるのですが、毒蛇は強大とか凶暴性の象徴とすると、雲雀の舌(声)は弱き者とか繊細なモノという感じであり、強引に言っちゃうと大胆かつ繊細みたいなモンでしょうか。実際、静と動とでもいいましょうか、相反するイメージが混在する曲。ま、レコード会社が勝手につけたであろう邦題は“太陽と戦慄パート2”だったりするんですが(笑)

 かなり狂信的な人間の意見ではあるが、キング・クリムゾンの音楽は“常に20年早い”なんて言われ方をしたりする。1969年の21st Century Schizoid Man(邦題:21世紀の精神異常者)からして今聴いたところで何ら色褪せるような曲じゃないんだけど、1981年のDisciplineとかは特に今世紀になって漸く、あぁ、なんかコレ凄ぇ曲だなぁなんて思えてきた次第。高校の頃は70年代中盤あたりまでのクリムゾンしか評価しない(できない)心の狭さがウリだったもので。兎に角実際、クリムゾンの“今”の音って容易く理解できる程に敷居は低くないんですよねぇ。

 ジョジョの第5部で出てくるギャング団“パッショーネ”のボス、ディアボロ幽波紋スタンドキング・クリムゾンですが、マンガとして成立させる為に十数秒先の未来を見る(或いは時間を消し飛ばす)能力に留まっていますが、キング・クリムゾンが常に未来の音楽を演奏するバンドであると解釈するならば、荒木先生はキング・クリムゾンの本質を理解されて描かれたと認識してよいでしょう。

 余談ですが、やはりというかナンと言うか、探したらありましたよ、キング・クリムゾンの曲をMIDIにして置いてるサイト。しかも、試聴して思ったのは、そこいらの有料の携帯着メロなんかより断然デキがいい!こういう時、糞ボロくてもMIDI対応PHSって素晴らしいって実感します。

太陽と戦慄(紙ジャケット仕様)

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2000 BEST 山口百恵 ベスト・コレクション

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