レニー>ダイアン いや、体重じゃなくてさ

レニー・ゼルウィガー

 今日は、久しぶり(?)の映画感想文です。

ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月
 きれそうなのはコッチの方ですよ。なんて台詞を一応事前に用意していたのだが、実際は酷評せねばならないような作品ではないと感じた次第。世間の評価なんか気にしちゃイカンね、ホント。

 前作を観てないのが唯一の不安材料だったんだけど、特には問題ナシ。唯、ブリジット・ジョーンズがなんでこんなにモテてるんだろうと不思議で仕方なかったです。てっきりイギリスの杉田かおるみたいな人だと思ってたんで。

 とはいえ、個人的には結構好みかも知れんのよブリジット・ジョーンズ。演じているレニー・ゼルウィガーの画像探したら痩せてるのが結構あったりして???状態。んで、よくよく調べたら「シカゴ」出てたアノ人だったなんて(絶句)。10㌔増量しての役作りですか。役者魂は立派ですが、ナチュラルでああいう●●●●人じゃないのかと思ったら少しゲンナリ

 特に奥深いとかそういうのとは無縁の作品だけど、別段叩かれるようなモンでもないと思いますね。かといって誉めるようなモンだとも感じなかったですが。テレビの洋画劇場とかだったら逆にいい感じかも。

 こういうのを頭ごなしにつまらないとか言っちゃうかどうかの分水嶺って英語圏(特に英国産)のコメディに対する免疫の有無の問題じゃないかなぁ。Mr.ビーンからやり直すくらいの決意があるんなら、いっそモンティ・パイソンからいって下さい。とか言って個人的には映画版の「モンティ・パイソン・アンド・ナウ」や「モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル」よりも「空飛ぶモンティ・パイソン」のように単発コント集が好きなんですけど。

 ネタバレになるとアレなんで突っ込んだ話はできませんが、マジック・マッシュルームを食べてしまい、その後浜辺でLSDチックな光の洪水の中のブリジット・ジョーンズ。このシーンで使われていた曲がprimal screamのloaded(アルバム「screamadelica」に収録)。ベタ過ぎンだろヲイ!と思わず吹き出してしまったのですが、館内で笑ったの俺一人だったりして、一寸焦る。オマエら義務教育受けてンのかよ!

 あと、女友達ジュード役のシャーリー・ヘンダーソンは相変わらず若い頃のジョン・アンダーソンにソックリでした。



ナショナル・トレジャー
 当代きってのバカ面俳優、ニコラス・ケイジ様の最新作ということですが、トレジャーハンティング物ってのが引っ掛かってて(特に昨今はCGバシバシで逆にショボくなりがちな作品多くないですか?)どうしても初日から行こうって気になれずにいたんですよね。

 そんな私の背中を押してくれたのは、やはりブリジット・ジョーンズ。なんかもう1本観ねぇと収まりつかねぇな、と。

 未開のジャングルとか無人島へ行くのかと思ったら基本的に(冒頭で北極にいる程度)アメリカ国内でやっちゃうのね。流石、ナショナル・トレジャーというだけのことはあるし、映画全体をショボくしない手段としては優秀なんじゃないでしょうか。

ネタバレするとアレなんで、詳しいことは触れないが、苦労して財宝の在り処に辿り着いたのに、出口がそんなトコかよって思いました。かなり脱力。

 某鼠国が関与してるということで、当然ながら流血とかそういうシーンはナシ(下っ端悪人が底なし穴に落ちてくのはいつものこととして)。ま、血生臭く作ればいいってモンじゃないですしねぇ。

 ヒロインのダイアン・クルーガー、相変わらず美しいです。が、ニコラスに「あなたの英語・・・・ドイツ系?」的な台詞を言わせなければならない程に彼女の英語の発音(訛?)は酷いんでしょうか?ボクは語学がサッパリなんでそこらヘンはわかんなかったです。でもやっぱこの人はミシェル・ヴァイヨンの時が一番よかった。あと、悪役のボスがどうしても峰岸徹氏に視えて仕方なかったですよ、まぉう。

 最後に一言。あんなに莫大な財宝を200年も隠しておくようなスペースや仕掛けは数百人規模程度じゃとてもじゃないが作れなかっただろう。フリーメーソン達にこき使われた挙句に口封じで殺されていったであろう人々(人種?)のことなんて多分誰も思いつかないだろうから、オレが触れておくよ。健全な財宝や冒険なんてモンはどこにもねぇのさ。

ナショナル・トレジャー 特別版 [DVD]

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