ってか皆、古芸人より海外ドラマなんですねぇ。ちょっと意外

刑事 ナッシュ・ブリッジス

 都会の喧騒を忘れ、近代文明との隔絶を望んだ村、それが寸間村。ってか普通にすんまそん。ってかすみませんでした。あんな漠然としたランキングじゃねぇ。いやマジスマンですよ、皆の衆。

 自分的には、“大学以降に思わずハマったNHKの海外ドラマBEST3”って発表したつもりでした。他局関係はまた別の機会になんて思ってたモンで(汗)。

 それにしても昨日コメント戴いた皆様それぞれにイチオシがあって、読んでいて普通に面白かったです。私なりのコメントをば(言及してない作品は観たことがないものとお考え下さい。特に古い作品ですと民放2局の福井ではそもそもネットしてない可能性大ですし)。

ナイトライダー
 乗らずにいたらゴールドになってましたってくらい実車には興味が全くない私。「だって変形しねぇじゃん」「だって跳ばねぇじゃん」なんてガキみたいな理由を未だに言っておるワケですが、前者は「無敵鋼人 ダイターン3」主人公の破嵐万丈の車で、後者は「ナイトライダー」のコトだったりします。

 人工知能を搭載したKITTキットこと超スーパーマシンのナイト2000は格好良すぎ。“陰謀と破壊と犯罪の渦巻く現代によみがえる正義の騎士の物語”ですよ、まぉう!ナイト財団はスピードワゴンと並ぶ世界有数の財団かどうかは知らないが、それなりの資金力があるっぽい(そもそもKITTを造っちゃうあたりそうなんだが)。でも登場するのはマイケル・ナイトとデボン・シャイアーとボニー・バストーの3人ばかり。妙にアットホームな感じがします。それがいいのかも。

 んで、マイケルの吹き替えを担当されていたのが佐々木功(現:ささきいさお)氏。激シヴ。佐々木氏といえば、科学忍者隊 ガッチャマンコンドルのジョーが有名ですが、テレ東とかでやる洋画のスタローンの吹き替えも要チェックです。どこの局だろうがジャッキー・チェン石丸博也氏、クリント・イーストウッドなら山田康雄氏、マイケル・ホイは広川太一郎みたいに担当声優が固定してないのがスタローン。玄田哲章さんや羽佐間道夫さん等、多くの方が声を当てられてますが、私は佐々木功氏が一番合ってると思ってるんで。また、マイケル役はデビット・ハッセルホフという役者さんです。ホフがいい。ホフが。


「黒塗りのヘリがカッコいい奴(causa談)」
 流石に私の学友は言うことが違う。ねーさん、ググれや、まぉう(笑)つーコトでこれは九分九厘「超音速攻撃ヘリ エアーウルフ」だろうと思います。ナイトライダーと並ぶ海外メカドラマの二大巨頭と言っても過言ではありません。

 主人公はストリングフェロー・ホーク。ストリングね。ストロング小林(現:ストロング金剛)とは関係ないっぽい。エアーウルフの印象って、アノBGMと共に崖下(?)から上昇してくる勇姿ですかね。人間に関しては主人公のホークよりも、眼帯というか片方だけサングラスのアークエンジェルがなんとも怪しくて覚えてる。眼帯キャラでは初代ゴジラの平田博士以上の怪しさ。


 あと、未見ですがFakeFACE氏ご推薦の「ブル〜ウォール街への挑戦〜」が気になりますね。良質な作品を多くとってくるのがTBSですから。過去、サモハン・キンポーの快作「L.A.大捜査線 マーシャル・ロー」とか「新・アンタッチャブル(主役のエリオット・ネスの吹き替えが大塚芳忠様だというので観だしたのですが、内容にハマりました)」とかすげぇ面白かったですし。


 最後に私のキングオブ海外ドラマをば。ナンといってもテレ東万歳。「犯罪捜査官 ネイビーファイル」もマジ名作で棄て難いんですが、ここはやっぱし「刑事 ナッシュ・ブリッジス」ですね。現場に拘り昇進試験を拒否し続ける頑固者ながら、こち亀の中川さんよろしく、およそ刑事っぽくない車(イエローのオープンカー。バラクーダの71年型だそうです)を駆るナッシュが超カッコイイです。第○シーズンとか、どんどん回を重ねても決してマンネリ化せず、寧ろリアルタイムで流れる時間の経過をプロットに巧く採り入れることで、キャラクター同士の相関関係等に“深み”を与えることに成功しています。

 離婚した妻が2人いる(1人は上司となって登場してきたりする)上、娘のキャシディーも当初は単に多感な年頃の高校生(後に無事大学生)だったんだけど、テロリストに誘拐され(テロリストが自分娘と交換する交渉のカードにされた)てトラウマできちゃったり、バリバリの地方検事補の妹、ステイシーがドラッグで暴行されそうになるのだが、皮肉にもこの事件で彼女が同性愛者であることが明らかになり、しかも相手は(ナッシュの)昔の彼女だったりして。また、退役軍人の父親ニックも痴呆気味だったりとナッシュの家庭環境には妙にリアルな現代アメリカ的一面がしっかり刻まれているワケで。

 ナッシュのキャラ設定については演じるドン・ジョンソン(制作も)のプライヴェートも関係してるっぽい。75年、当時18歳だったメラニー・グリフィスと結婚し、翌年離婚。89年、グリフィスと再婚。96年、グリフィスと2度目の離婚。99年に現在の妻ケリー・フレジャーと再婚。子供は3人いるそうだ。

 表向きは小気味良いストーリーでグイグイ引っ張る刑事ドラマの王道的1話完結形式でありながら、回が重なるにつれて忘れていたようなところ同士が繋がったりしつつ、更にその裏で大きな流れが形成されていたりとかなり凝った作りこみがなされているところに脱帽。ナッシュの吹き替えを野沢那智氏がやられていたから観てたってワケじゃ・・・ない、多分。ま、ちょっと覚悟はしておけ(byさだまさし)。

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