業務内容はDVDコピー

小野妹子

面白い事を書きたいんですよ。
面白いコト書きたいんですよ。
面白いコとカきたいんですよ。
面白い子をカきたいんですよ。
小野妹子をカきたいんですよ。

小野妹子「僕、オトコですよ」


 先日、仕事でヤフオク落札なんぞをやっていた(http://d.hatena.ne.jp/STARLESS/20050126)私だが、そんな先生も大人しく帰国したようで、今日は久々にアパレルメーカー勤めっぽい仕事をしてみた。

 ライセンス契約に基づいたアプルーバルが終わってからがライセンスブランドの真の仕事の始まり。チーフデザイナーと世間でいうカリスマ店員(もはや死語か)とその担当営業(オレじゃん!)で来秋・冬の企画を練ることに。

 こういう場を設けてくれるあたりにこっちのチーフの企業デザイナーとしての謙虚さを感じた。以前の部署でやってたイタリアの某ブランドのチーフは俺らの意見なんかに耳貸さなかったもんな。自分の名前がついてるようなブランドならそれでいいけど、ライセンスなんだからさ。で、謙虚とはいってもそこは畑違いの俺ら(販売員と営業)にであって、パタンナーの男の子とかアゴで遣われてましたが。ま、そういうモンか。

 中性的な感じの男の子が珈琲エスプレッソを煎れてくれた。実際ソッチの人らしい。我々の業界のいいトコロは、こういった人たちに対しての差別意識がないことくらいか。普通に居るもんな。喫煙してた頃はオネェ言葉のデザイナーのおじさんと喫煙所でよく雑談したもんだ。

 珈琲エスプレッソを飲みつつ、今期の秋冬の商品を振り返りながらチーフとあれこれ話す・・・のは販売員。だってオレ、秋冬は異動前の企画だから知らないモン。んで、やっと来期秋冬の企画の話になった。1stサンプルを手にあれこれ話す・・・のも販売員。営業の意見なんてマジには訊かねぇだろ、どうせ。

 なんて思ってたら、オレの意見も訊きたいという。”本気かよ”と内心思いつつ、思ったコトを偉そうに言ってみた。

「これ、素材を変えてみたらどうでしょう」
「こっちは納期を早めて戴けると有難いですね」
「配色はこっちメインでいいんじゃないですかね」云々

「・・・あぁ、そうね、そうしましょう」

あ、この人、いい人かもしんない(笑)


 デスクに戻ってきたらDVDが置いてあった。前の部署の先輩から「コピー頼む」のメモが。以前担当していたブランドのイメージクリップ(?)なんだそうで、ライセンス管理元の某商事の許可も取ってるから合法だよって当たり前だろ、そんなの。んで、よく視たらコピー用のブランクメディアが1枚多いような。と思ったらこっちには「コピー用の空DVD差し上げますので、ついでに私共用のバックアップも1枚作成して戴けますでしょうか」って某商事の担当者のメモが。チャッカリしてるよなぁ。