”セレブデカ”って読まないでっ!

温水洋一

 コンビニでホスト風の兄ちゃんと遭遇。香るを通り越して臭ってくる香水。こりゃ致死量だって。フレグランス関係は興味ないってかあまりスキじゃない。社内でも凄いつけちゃってる人いるけど、自分じゃわかんないんだろうな。香水の本来の用途を鑑みて、この人つけてないとどえらい臭いだからこのくらいつけちゃうんだろうなぁってポジティヴ思考してあげることにしてる、心優しい俺。まぁ、たいして優秀な鼻じゃないんで、なんでもバスクリンの匂いに思えるんだがね。


富豪刑事
 筒井康隆っていうと中学入った頃に少し読んだ記憶があるな。ショートショートって言うだけあって短編多いから飽きる前に読了できてイイ。しかも沢山読んだ気になれるし、私くらい活字嫌いのお子様にも最適ですね。筒井康隆作品の実写化って今までも色々あったけど(「時をかける少女」が一番有名かなぁ)、こんなのもあったのね。

 ”社長”で”小学生”の竹尾ワッ太もビックリの”富豪”で”刑事”ってやっぱこの人だからこそ思いつく発想だよなぁ。よくギャグで○○刑事ってあるけど、これが元祖なのかな。まぁ、知的次元が違うんだろうけど。そういや「ジャズ大名」って作品もあったような。それも読んでないけど。

 まぁ、こういうのって設定を思いついた時点で既に勝ちが決定してる訳ですよ。ただでさえ凡庸な作家が書いたってそれなりに面白くできそうな優秀な設定なうえに、書くのは稀代の変則作家・筒井康隆ときたモンだ。面白くない訳がない(って読んでないけど)。

 つーコトでドラマとしてどうかって話ですが、原作そのものが設定勝ちであるように、ドラマとしてもキャスティング勝ちってのがあります。いい意味でテレ朝らしさを漂わせた起用でいいと思いました。原作では主人公は男らしいですが、ドラマじゃお嬢様になってます。「下妻物語」とかもそうでしたが、深田恭子はこういう役が妙にハマるな。個人的には太ってた頃しか興味ねぇけど。

 んで、ドラマの肝。脇ですが、相島一之を筆頭に升毅寺島進とオレ的にはかなり最強の布陣。他にも西岡徳馬&鈴木一馬のうまぁ〜ず(命名:オレ)や、後々出てくるらしい岡田眞澄ファンファンも気になるが、もっと気になるのは運転手役の虎牙光揮。今日は車内で居眠りしてるだけだったが、なんかそのうちアクションシーンでなんかやってくれそうで期待大。

 犯人とかゲストキャラ。第1話は甲本雅裕温水洋一でした。嬉しいねぇ、オレはスク水よりヌク水って感じなんでな。そういやこの前も同じくテレ朝の「相棒」でてたな、温水。2話もこれまた松澤一之、伊藤正之、蒲生純一の地味三連星が出るみたい。ジェットストリーム地味確定。誰も踏み台にはされないと思います、きっと。

 あと、若手系ですが、能世あんなとか中山恵とかのモデル出身系おねぇちゃんもいいですが、ここは敢えてデカレッドこと載寧龍二くん推しで。まだ長科白になるとぎこちない感じもしますが、頑張ってプチブレイクして欲しいですね(大ブレイクしちゃうのは長い眼で観たら俳優としては損だと思うので)。GOING UNDERGROUNDの「トワイライト」のPV出てた頃からのちょいファンです。

 蛇足ですが、当然ながら俳優・筒井康隆も健在。なんでも若い頃は演劇にのめり込み、演劇雑誌に「西の筒井康隆、東の仲代達矢」なんて書かれたりもしたんだそうですが。自分原作モノは必ず出るねぇ、筒井先生は。漫画家だと永井豪だな。

富豪刑事 DVD-BOX

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