勝負！
知人より貰い物あり。以前(といっても数年前)オレが見逃したと後悔していたTV番組の動画が入ったDVD。部屋を整理していたらビデオを発見したので、ということらしい。よく覚えてたな、全く。俺は忘れてたぜ。
ドライブに入れても再生しないんでおかしいなと思ったら、再生形式じゃなかった。どうもデータDVDっぽい。開けてみたら拡張子のない、ファイル”らしき”ものとテキストファイルが1つずつ。で、テキストファイルには
「極窓等の拡張子判別ソフトの使用禁止。真空波動研等のコーデック解析ソフトの使用禁止。」
とだけ書かれていた。ふむ、これは私に対する挑戦だな。と”あ〜る”の鳥坂センパイ(本来はこの後「だーいじゃうぶ むぁーかして！」と続く)みたいなコトを言ってみるところだが、最近は「月下」モードなので
投了なんぞするか！
とはいうものの、どうしたらいいものか、正直悩む。まぁ、いつも(？)であれば
ぽんぽんぽんぽん←なにをかくそう一休さんです
と、キン肉マン1巻ネタに持ち込むところだが、最近は「月下」モードなので
長考する
ことにした。が、・・・よくよく考えてみたら動画の種類などたかが知れてるので、取り敢えず拡張子は.aviにでもしておいて普通に色々試す。試す。試すぞ、いいんだな？よぉし試すぞ〜。
WMPではダメだった、画像も音声も。まぁ、コレですんなり再生できるくらいならあんな投了図挑戦状はありえないよなぁｗだが「サポートされていない形式です」ということは、単純に我が家のWMP再生環境外。拡張子も.aviではない筈。だって単にAVIのコーデックが無いだけならこんなメッセージはでないよん。
因みに拡張子についてだが、”ファイル名の最後の「.」を含む後のアルファベット4文字以内”という定義づけでいいだろうか。3文字じゃなきゃいけないとか4文字じゃなきゃいけないとか小文字じゃなきゃいけないとか、特に決まってる訳じゃないのだ。だから.mpgでも.mpegでも.MPGでも.MPEGでも問題無い。この4つは全く同じものです(但し、古いOSだと4文字拡張子を認識しないこともあるようだ)。
話を戻す。本来再生できるファイルであるならば、たとえ拡張子が違っていてもWMPは再生してくれる。例えば、WMPの公式サポート形式であるMPEG-1のファイル(2だと別途コーデック入れないと再生不可)を.aviや.asfに改竄したところでWMPは問題なく再生するのだ。MAC使いなら当たり前のことなのだが、そもそも拡張子なんてのはアプリケーションと関連付けする為にある、ウィンドウズの軟弱さの象徴そのもの！なぁ大原よ(刈田さん口調)。
故に、.mpgと.aviと.ogmと.asfは除外。一応Winampで再生を試みるもやはり不可。なるほど、残るはReal(.rm)とQT(.mov)・・・ってこれじゃなんの捻りもないなぁ。と、思ったらやはりどちらでも再生出来ず。・・・流石に
水魚のポーズで心眼を開いてみれば(何故かここだけゲームセンターあらしネタ)、1つプレーヤーを忘れていたことに気づいた。MPCことメディアプレーヤークラシックである。おぉ、再生できた！・・・ということは、こやつ、マトリョーシカ(.mkv)かっ！
謎の動画の”だいたい”の身元は割れた。KGBのスパイみたいな名前の動画形式だ。圧縮形では不可能だと思われていた多重音声とか字幕ON／OFFとかできるスグレモノらしい。要はAVI同様、動画の”器”の名前に過ぎない。だから何のコーデック使ってるかまでは流石に判らんよ。まぁ普通ならDivXか。
また、プレーヤーをWMPに絞った場合、レジストリの調整等が難しく、結果PCが不安定になったりすることが多いんだそうだ。だから、マトリョーシカはWMPでの再生を諦めるのが賢明。そのため(？)にプログラム単体で安定して再生可能なMPCがあるんだから。
んで、PCの音量設定がミュートだったので解除したら・・・あれれ、何も聴こえないぞ。。。まさか、というか多分、音声コーデックは未対応なのだぁぁぁぁぁあああ!!!!!!!!
こっからは半ば勘でいくしかない。が、最後の論理的思考というやつを試みる。オレが未だインスコしていない音声コーデック且つ.mkvをチョイスするに相応しい”理由”が存在するもの。・・・そうだ、
小一時間程ググってやっとCoreAAC.exeをゲット。インスコすると、アラ不思議、音声が聴こえてきただわさ。という訳で晴れて答え合わせ。映像コーデックがXviD(捻くれ者め！って俺もこのコーデックよく使ってたけどねｗ)だった以外は全部正解。音声はご丁寧に5.1chになってた。元々唯のステレオ放送だったのを擬似5.1chで出力するなんざ外道のすることじゃぁあ！
つーコトでテメーが投了しな！
