このキットに水島新司はついていません

水島新司

 裸眼なんて気にしない。水魚のポーズで心眼を開け(ゲームセンターあらしネタです)!とばかりに今日も映画館へGO!いやぁ、視力が低いのは左眼だけだから頑張ればちょっとくらいは問題ないんですよ。ギリ裸眼で運転していいし。ただ片眼だけ酷使するから偏頭痛が辛いんだけど(泣)


リディック
 すみません。ストーリーが全く理解できませんでした。私がアタマ惡過ぎなんだと思います。いえ、作りがなってないとかそういう問題ではないと思います。はい、私がアタマ惡過ぎなんだと思います。リディックがゴーグル(というより水中メガネ)をとったりつけたりしてる意図はなんですか。何か起こる度にするんで、なんだか途中からおかしくなって笑っちゃいましたよ。あ、こんなこと言っちゃまずかったですか。すいません、空気読めなくて。

 ラスボスのマーシャルってCM観た時はアシュラ男爵かと思いましたが、よくみたらもう一面ありましたので、魔界学園の「三面のオズマ」を思い出しました。あ、譬えがチャンピオンのマンガじゃまずかったですか。すいません、空気読めなくて。。。


ヴァン・ヘルシング
 先ずは幾つかの説明を。
ドラキュラ:うっかり間違えてしまいがちだが、ドラキュラ⊆ヴァンパイア。ドラキュラは単に伯爵個人の名前。
フランケンシュタインフランケンシュタインとは、人間の死体を集めて人造人間の元祖とも思える「怪物」を造った博士の名前であって怪物の名前ではない。また、怪物そのものにも名前はない。
以上二点が映画本編でも正しい認識で使われていたのはよかったと思う。

 駅貼りのポスターなんかを見ていて、ドラキュラ伯爵(ヴァンパイア)、フランケンシュタインの怪物、狼男に戦いを挑むハンターのヴァン・ヘルシング。或いは、これら化け物たちとヴァン・ヘルシングがそれぞれのストーリーを背負って戦い合う。そんな作品だとばかり思っていた。

 が、蓋を開けてみればドラキュラ伯爵率いるヴァンパイア軍 VS ヴァン・ヘルシングとその仲間たち(含モンスター)。これじゃ大映妖怪大戦争じゃん(笑)

 そういえば、劇中でアブサンがでてくる。時代背景を強調するための小道具なのだろうが、ここだけ妙にマニアックな感じがしたのは気のせいか。


ディープ・ブルー
 CGバリバリの巨大サメと闘う同名映画と混同しないように。サミュエル・L・ジャクソン出てませんから(笑)

 全てが実写であるということを知っていながら、普段CGに毒された頭の中では整理がつかない。自然とはかくも美しきものなのか。私ごときの陳腐な感想では、この圧倒的な手間の掛かった圧倒的な美しさを湛える映像に失礼だ。

 但し、己が非礼を感じるのは「映像」にであって作品そのものではない。鯨をバックに「こうしている間にも、この美しい海を人間が傷つけているのです」的なナレーションが入った時点で興醒め。悲しいけど、これでも日本人なのよね(しまったガンダムネタw)。目は口ほどに物を言うじゃないが、陳腐な言葉なら発しなければよかったのに、そう思える程に素晴らしい映像。だから、それだけにとても残念。

 個人的に深海生物のところが好きだ。表層の海で暮らす生物と違い「生きていくためだけ」に変化(進化)した姿は究極の機能美と言えるのではないだろうか。