人の振り見て我が・・・

フリオ・イグレシアス

 帰りの浅草線車内。オレの目の前に、40歳半ばと思しきサラリーマン風の男性が座っている。彼は、

〜手に持ったJASCOの袋から遊戯王カードのパックを取り出しては開封し、中のカードをひとしきりチェックし、(おそらく)レアカードだけを摘み出して残りを袋に戻す〜

という一連の作業を延々繰り返している。数えていた訳じゃないが、20や30という数じゃなさそうだ。おいオッサン、一体何パック大人買いしたんだよ?ってかなんで遊戯王なんだ?もういい歳なんだからせめてMTGにしとけよ。。。なんて思ってるオレは、車内でとうとう立ったままVAIO type UVガンダム観るようになってたりしてたりして、人のこと言えねぇな(笑)


本日の発見:「歌謡曲の歌詞にみる思春期女性の異性への意識の変遷(昭和から平成或いは20世紀から21世紀へ)」
青い果実/山口百恵
♪あなたが望むなら私なにをされてもいいわ♪
     ↑
〜この間、実に31年〜
     ↓
情熱セツナ/安倍麻美
♪もし君が望むなら全てを捨てるかも知れない♪

 少々引いてしまうくらいの「尽くしっぷり」は、昨今ならM女かとすら思える程だが、当時はこれが当たり前(恋の奴隷/奥村チヨ然り)。完全に男性主導型であったと言える。しかし、そこから31年経ってみれば「全てを捨てる”かも”知れない」という具合に一見尽くすようなようでいて、実はしっかりイニシアチブを握るというしたたかさを身につけていた。やはり女性には勝てないのか。どうでもいいが安倍麻美は楽曲に恵まれているな。人気やセールスは知らんが、楽曲は姉よりいいと思う。