第弐拾参話 涙

小林幸子≒デビルガンダム

 すいません、エヴァは関係ありませんね。どうも僕です。だん吉・エバのおまけコーナーはもっと無関係ですってば。

 帰りの浅草線〜京成線車内。列車が高砂駅にさしかかった頃、機動武闘伝 Gガンダム 第44話「シュバルツ散る!ドモン涙の必殺拳」を観終えた私は、ちょっと泣いていた。

 泣き所としては、堀秀行氏(シュバルツ・ブルーダー&キョウジ・カッシュの2役)と関智一氏(ドモン・カッシュ役)の熱き演技の掛け合いだろう。ドモンが、泣きながら兄キョウジの居るデビルガンダムコクピットに石破天驚拳を撃ち込むシーンは、帰宅して再度観たら周りに人が居ないこともあってか号泣してしまった程。

 この回の脚本は誰かと思ったら山口亮太氏だった。氏はGガンダムの後、セーラームーンの最終シリーズSSS(セーラースターズ)でシリーズ構成を担当することになる訳だが、シャッフル同盟セーラー戦士と考えると頷ける話だ。

 実は次の第45話「さらば師匠!マスター・アジア、暁に死す」も結構グっとくるんだが、同時にツッコミどころもあったりして・・・「ワシの体は一片たりともデビルガンダム細胞には侵されておらん!」って、素面で全人類抹殺考えてる方がよっぽどヤヴァいのではないですか?東方先生(笑)。

 さて、そんなデビルガンダムだが、デザインは勿論カトキハジメ氏。Gは94年作品ということで、デビルガンダムは氏の「無駄に巨大路線」デンドロビウム(91年)からアプサラス(96年)への過渡期のデザインということになる。コレってなんだか紅白の小林幸子って感じが。。。