チョイ役すぎてユン・ピョウが出てるのに気づかない

 朝からまた観ちゃったよ、ポリアカ。それにしても1作目なのに既にヴァランスが絶妙で感心しちゃいますね。泥棒ヒゲ状態でのハリス警部のスマイルがたまりません。憎まれ役コンビもかなり達者だなぁと思います。ブルーオイスター自体が伏線になってるとか、忘れた頃にヤラれますね。そういやフックスちゃんのキャラって1作目のラストでやっと少しだけ開花する感じだったのか。最初から確立されてた印象があったんだけどね。にしても、普段は物凄い小声で小心者なのに突発的にめちゃめちゃ口が惡くなるキャラって或る意味吉本新喜劇でいうところの未知やすえさんのポジションに近いな。数ある“お約束”をどれだけ活かしきれるかがこのテのコメディ作品の面白さの分水嶺になっているとするならば、そうした部分もひっくるめて世界共通なのかも知れない。


 つーコトで今日も映画鑑賞。

日本以外全部沈没
監修:実相寺昭雄
というクレジットに期待しなければ(“監修”であって監督じゃない)特に立腹することもないだろう。確か原作は30頁ぐらいのショートショートだと思うが、映画になっちゃうとSFチックな要素よりもツッコミのないギャグっぽい感じ?


燃えよデブゴン カエル拳対カニ拳』
 日本の映画会社で勝手にデブゴンシリーズにしちゃいました作品。ストーリーとかは有って無きが如しかなぁ。なんつ〜か、三歩進んで二百歩さがる感じ。まぁだいたいのあらましとツッコミについてはコチラのHPでも。
ttp://www.kaeruclub.jp/kaeru/movie/kaeruken/kaeruken.html
石天ディーン・セキさんの強烈おバカ演技が炸裂してることと、カニ拳使いのラスボス“白眉和尚”が『少林寺三十六房』の戒律院僧長役の人(『新Mr.BOO! アヒルの警備保障』では強盗団の1人)だったりとマニア的な見所ばかりなんでアレですが(笑)


亀は意外と速く泳ぐ
主人公片倉スズメ(上野樹里)は、平凡な主婦である。海外赴任中の夫との会話も、ペットの亀のことばかり。女友達扇谷クジャク蒼井優)との待ち合わせにも2時間も待たされる始末。 そんな〈平凡な生活〉に飽き飽きしていたある日、駅の階段のへこみに「スパイ募集」の広告を発見する。興味をそそられてその事務所を訪れると、そこに居たクギタニシズオ(岩松了)・エツコ(ふせえり)夫妻に〈ある国のスパイ〉であることを告げられ、 「(スズメのような)典型的な平凡人こそスパイ向き、ぜひスパイになってほしい」と説得され、活動費として大金を渡される。 クギタニ夫妻によるスパイ特訓は、次第にスズメの生活に張り合いを与えてくれるようになった。しかし、〈平凡でいなければならない〉はずのスズメの生活に変化があらわれる。 遊びにいった海岸で死体を発見したり、クジャクが行方不明になったりして、次第に世間の注目を浴びるようになる。 公安当局にもマークされ始めてしまう。そんな折ついに、秘密にされていたスパイとしての指令がスズメに下される。(ウィキペディアより引用)

 年が明けたので一昨年の作品になりますか。上野樹里嬢が23歳の平凡すぎる主婦の設定。産まれた時からの幼馴染の設定の蒼井優ちゃんがヤヴァいぐらいにイイ感じ。賛否両論あるような感じではあるが、ボク的にはこういうの好き。スパイって一体どこの国のスパイなんだよとか、そのヘン(どころか謎っちゃ謎な部分全て)が全く明かされないままですが、そもそも気にする必要もないように作ってあるので、寧ろこれでいいんだろうなと納得してしまいます。或る意味逆エヴァだわ。

 エヴァってさ、個人的にはテレビ版のラスト2話ってアレはアレでアリだと思うですよ。でも、24話迄の引っ張り方に対しては“それはなくね?”って思う。あんなに、“謎”的要素をチラつかせておいて(前フリ充分なワケですよ)第25 ,26話やっちゃったから怒る人がでたんだと思うですよ。謎解きをキッチリやっちゃうことで作品が一気に陳腐になる危険性ってのはよくあるからそれも良し惡しだから、やっぱ最初から使徒だとかアダムだとか人類補完計画だとかにばっかし興味をもたせないで済む作りにしてりゃ終盤でアッチ(自己啓発?)側に行ってもギャーギャー言われることもなかったんじゃないかなぁ、なんてね。まぁそれだと人気も出なかったかも知れないけど。

 あとは、“そういう人”になっちゃえばよかったんだよね。そういう(引っ張って引っ張って最後は関係ない方に行く、みたいな)作風の監督っていうのかな。例えば普通の漫画家が単なる遅筆での落稿とか我侭休載や未完やったらギャーギャー言われるだろうけど、江口寿史先生や冨樫義博先生や永野護先生あたりじゃ特にビックリもしないでしょ(笑)

 いけね、また別の話になってたよ。今年はこのような惡いクセを直すのが目標です。