誰がために鐘は鳴り、ついでにブログは書かれる

 天に二物どころか汚物を与えられた、どうもボクです。といっても、キューバの英雄の名前みたいな変態性欲趣味があるワケではありませんので惡しからず。

 ウチで使ってる2台のPC(VAIO type Uと自作)ではハングル部分が表示されていなかった。昼休みに会社のPCにて閲覧したら、ハングルがしっかり表示されていた。会社のもウチのもXP。

 但しウチのPCについては、「基本的に使わないから」「少しでも起動を速くしたいから」という理由で普段使用しないフォントを読み込まないようにしていたのが仇になった(のかも知れない)。OS的に対応してないっぽい(?)id:ktsuodoriさんの場合は不運ですが。

 不思議なモノで、これを携帯端末から閲覧した場合は読めなくて当然、と思えてくる。まぁ所詮携帯だしな、というヤツ。しかもハングル(ってか日本語と英語以外は大概無理)だしって感じで。

 さて、実は私にも似たような経験がある。自分のブログを携帯端末でチェックしてみると、文字化けしていることが何度かあったのだ。んで、なんだろうと思ったら決まって(一般的に)少々小難しいとされるような異体字旧字体の類。

 とはいえ、書いた側にもそれなりの理由は、ある。ボクの場合はやはり文章全体のヴァランスというかニュアンスというか、まぁ或る種の作家性である。いや、そんな大層なモンじゃないからブロガー性か(笑)

 ただ、作家先生だろうが卑しいブロガー風情だろうが、これは結構切実な問題だ。自分が書きたい様に書いたものが、その通りに読んで貰えない(伝わらない)こともあるという相互不幸。小癪な小技で自ら“読める環境”を放棄した私は自業自得なんだが(笑)

 事実、内容は判っていたが、会社のPCで閲覧させて戴いたid:MALENAさんのブログのハングルには、自宅での閲覧時には感じ得なかった何かを感じ取ることが出来たと思う。やっぱ、何か違う(勿論、表示出来てる方が断然いいという意味で)。

 一つ思い出した。友人のウェブデザイナーは企業のHPなんかを製作する場合、確認用に様々なOSや様々なヴァージョンのブラウザを用意しているのだそうだ。

 不特定多数の人間が色んな環境からアクセスしても大体同じように表示させなければならないということだそうで。まぁそのテの職業の方には当たり前のコトなんだろうが、今やっと理解出来た気がする。

“一応視れる”程度ながら携帯端末が発達している現在、やはり携帯での閲覧を前提にしたブログであるべきなのか?これはもはやウェブに於けるパラダイムシフトなのか?

 読み手の視覚的アクセシビリティの重要性と書き手の想い。少なからず拘りを持って書いている人間には、この葛藤はなかなかヘヴィである。な〜んつって、プロの物書きでもねぇのにな(笑)