非国民とよばれて

ワンピース

 珍しく早起き。久しぶりに『仮面ライダー 響鬼』観た。細川氏は、まだ普通のドラマとの違いに苦戦しているようで、変身後のアテレコに別録り感アリアリ。仕方ないか。


 午後、何気なくCXにしたら『ウチくる』。チャンネル変えようとしたらメインゲストである石川亜沙美の友達ということで佐藤藍子が出てきたので思い留まる。彼女を初めてTVで観たのは、彼女にとっても実質的ドラマデビューとなる、フジテレビヤングシナリオ大賞受賞作の『飛べないオトメの授業中』だったと記憶している。

 この作品は当時、次代を担うであろうと期待されていた多数のアイドルや女優が出演している。主役に菅野美穂佐藤藍子、その他にも岩崎ひろみ(めちゃめちゃ性格悪い役がハマってた)、馬渕英里何飯塚雅弓(この当時は声優というより子役の延長)、稲田千花山口香緒里などなど。後から気づく豪華さってヤツですね。因みに当時のボクは馬渕英里何推しでしたね。名前に”何”ってカッコイイ。


 選挙関係で放送ないかと思ったが、あってよかった『ワンピース』。その後もCXつけっぱにしてたら『平成教育予備校』。パンチ佐藤の耳に清原風ピアスが。キモいんでTV消す。


 TVっ子は選挙もプロ野球もオリンピックも嫌いなんじゃないだろうか、なんてフと思った。だってこんなコトのために番組潰れたりするんだモン。今は暇潰しが幾らでもあるからいいんだケド、子供の頃ってホント嫌いだった記憶がある。ド田舎だから唯でさえ民放が2局しかねぇっつーのに。

 投票?行ったコトないですよ。永遠の17歳、なんだから。そもそも大事な休日に呼びつけるとは何事だ、と。NHKの集金だって取りにくるのに(勿論死んだフリで対応)。第一、この俺様にたった1票しかよこさんとはどういう了見。2億票くらいよこせっつーの。若しくは俺の好きなように政権変えたりさせて欲しい。ってかその前に俺、コリン星人なんで選挙権ねーし。

 たまにどうしても黙っていられなくて、キャラにないような真面目なコト(例えば昨日みたいに。甲斐バンドだか子供ばんどだか忘れちゃったケド)書いちゃうってダケでも後からそれなりに反省してるってのに、これ以上人格者的行動なんかとってる場合じゃないんですよ。その代わり、決まったことにゃ文句ぐらいは言っても拒否はしないってスタンス。「世の中に不満があるなら自分を変えろ。それが嫌なら耳と目を閉じ孤独に暮らせ」ってヤツね。

 だいたい、我々の投票にどこまでの意味があるのか。投票後に急変する態度、離党・復党にはお為ごかしの幼稚な大義名分が添えられる程度だし、政権欲しさの連立与党なんて笑えもしない集団ができたりすることだってあったワケで。これでも自分の1票が重要だなんてとても思えない。一昔前のアイドルオーディションみたく、友達の投票についてきたら何故か当選しちゃって、みたいなドラマティックな政界入りはないものか。

 そもそも選択肢が少な過ぎる。最終的に与党か野党かになるのは仕方ないとしても、上記のような離合集散が絡んだりするから“誰がやっても同じでしょ”って気になるのは蓋然。そりゃあ二言論を逆手に取った小泉流レトリックで国民なんてなんとでも操れるわな。

 或る種の国民投票だと言うのなら、政治や国家のシステムを変えるような選択肢があってもいいんじゃないかな。政党名と同列に「天皇制復活」「鎖国復活」「軍国主義復活」なんて選択肢が設けられたとしたら、こりゃマズいって思った奴等ぐらいは真剣にやるでしょ。

 とはいえ、行かないと云う行為ですら全体的な投票率の低下からくる特定政党の有利不利に関わる可能性はあるワケで。本当はこれも何とか回避したいところなんだけど。そういや昔、親父に選挙には行くよう言われたっけなぁ。投票に値しない候補者しか居なくても選挙には行け。そして白紙で出せ。同じ無効票でも白紙は立派な意思表示だ、と。確かにそうだとは思うんだけど、オトナになっちゃったらヘンな合理主義に目覚めちゃって。

 極端な話、どんなに俺が投票したかったとしても、在外邦人だったらばダメなんでしょ。もう、こういうところもシステムとして抜本的にダメダメだよな、って思う。こんな時代だからこそ、何回かに一回ぐらいの割合で投票権を在外邦人だけに与えりゃ面白いのにね。先日触れた(http://d.hatena.ne.jp/STARLESS/20050909)ネット選挙活動案が活きると思うし。

 こんな感じで、天邪鬼なボクは投票をしないのです。投票を“した”か“しない”かという常識的行動意義でボクが間違っているというのは充分解ったうえで、それでも大した考えもなしに投票してる“だけ”のヤツには負けたくないと思いながら。

いけね、またキャラにないコト書いちまった。ヴァランスとらなきゃ。うんこブリブリ〜。