俺と読書

 その読書量にいつもながら圧倒されるaoi_aoiさんのところにコメントさせて戴きました(http://d.hatena.ne.jp/aoi_aoi/20050407)どうも僕です。私の言う活字アレルギーってのは花粉症みたいなモンです。杉はヤヴァイけどヒノキは平気、みたいな。

 というのは、小説とかストーリーのあるものとかハードカバーみたいな、いかにも“本”っぽいのや新聞がダメなんです。そういうの以外だと逆に活字中毒かも知れません。取説とか辞書とか意味もなく熟読するタイプ(笑)

 電車に乗っても中吊りとか片っ端から読みますね。んで、そこで勝手に本文を妄想して終わり。これで全部読んだ気になっちゃう(笑)

 ここ数年はファッション誌(仕事)とPC誌(趣味)くらいしか読んでないですね。いや、その前はアニメ誌とかプロレス誌だっただけで、やっぱり小説の類は読んでないかも。最後に小説を読んだのは卒論で(何故か文学部国文学科だったりして)仕方なしに読んだ川端康成ですね。

 そんなワケで基本的に本読みじゃない私が読んだ貴重な本が「テロルの決算/沢木耕太郎」です。とはいえこれも“小説”じゃないんだけどね。ノンフィクションっていうんですかね、こういうの?

 中学の頃に愛読していた音専誌は今は無き「PLUMプラム」。パチロク読むヴスやミュージックマガジン読む自称音楽通な輩とは話合わない子でしたから。ってか、当時の音楽界で完全に異端(イロモノ)扱いのバンドを積極的に採り上げてくれてた雑誌なんですよ、PLUMは。
有頂天
筋肉少女帯
空手バカボン
THE WILLARD
ラフィン・ノーズ
聖飢魔Ⅱ

 聖飢魔Ⅱも、昔は業界内の評価というか地位が不当で可哀想でしたね。CBS(SONY)所属なのにソニーマガジン刊の「GB」ですらスルーでしたから。水玉蛍之丞さんがちょろちょろとバンドネタのマンガ描いてて好きでしたね。んで、上に列記したのを観ても解って貰えると思いますが、ナゴム系アーティストの情報を率先して載せてたのはPLUMだけ。

 あと、WILLARDはイロモノじゃないけど他誌じゃお目にかかれなかったですね。なんでだろ。インディーズ御三家(酷い言い方だなぁ)をちゃんとフォローし続けたのはPLUMだけ。

 まぁ、解りやすくいうと、X-JAPANにJAPANが付く前の時代ですよ。あ、そうそう、世界進出をするのでJAPANをつけたというYOSHIKIの言い分は多分本当ですが、この言い方が曲者。彼らが日本国内でXを名乗る以前から海外にXというプログレバンドが存在していたのです。“X”のままでは海外進出できないから、というのが真相ですね。

 とはいえ、NIRVANAなんて2バンドあったからな。古くから活動していたプログレバンドのNIRVANAと、例のシアトルのバンドね。丁度オレが高校の頃にカート・コバーンが自殺しちゃって、なんかソレ系のヤツラは挙って神格化してたけど。ボクはクリムゾンとローゼス(ガンズじゃなくてSTONE ROSESね)一辺倒だったから、
「えっ!? NIRVANAって何、シアトルにも居たの?」
とか言っては彼らの神経逆撫でしたりしてましたねぇ。

 そうそう、本の話ですよ。凄ぇズレようだな、こりゃ(笑)。なんでこの本読んだかっていうと、PLUMの「ミュージシャンが薦める本」みたいな企画でTHE WILLARDのJUN(はてなのキーワードに登録されてるJUNという人とは別人です。ウイラードのJUNさんの本名は帯賀淳です。因みにウイラードの前はスターリンの4代目ギタリストでもある)さんが推薦してたうちの1冊だったので(笑)。敬愛するミュージシャンが薦めない限り能動的に読書なんかできない私です。因みにJUNさんが薦めてたもう1冊というのが「月刊モーターサイクル」。JUNさんハーレーとかそっち系のバイク狂だから(笑)


 テロル(テロ)と無差別テロは違います。ここでいうテロルとは、かつて右翼が言っていた「肉体言語」に近いものと考えた方がいいでしょう。ってか要は山口乙矢の話(ルポルタージュ)なんですよ、この本。別にこんなタイトルですけど、現代風につけ直すなら「17歳」が妥当でしょうかね。

Good Evening Wonderful Fiend

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