予告で「跳べ、インパルス!」と言われても芸人の方が脳裏を掠める

ベネと千太郎

 起きたら午後。あれれ、降ってないじゃん、晴れてるじゃん。台風はドコへ行ったのだろう。そう思ったのも束の間、数十分の二度寝をして起きると窓の外は超暴風雨。掛け値なしに【最強】の台風が千葉を浸食している真っ最中だった。参ったなぁ、お出かけはおろか食料の買出しにも出れそうにないや。

 TVをつけっぱにして呆けていたら、うっかり本日から放送開始のガンダムSEED DESTINYを観てしまった。続編というスタイルは実はあまり好きではない私。シリーズ化された中の作品とか○部作とかいうのは別として、明らかに繋がっているというヤツね。一連のガンダムシリーズというのは置いといて、1stに対するZはいいけど、Zに対するZZは嫌とかね。

 これでも私は前作SEEDには多少の評価を与えていたつもりだ。確かブロスで監督のインタヴュー記事を読んだんだと思うけど、1st世代がクリエイターとしてガンダムという”様式”と対峙するということに興味を持ったというだけかも知れない。結論としては、よく恥かし気もなくあんなガンダムを発表したなぁという意味で評価するコトになってしまったので。

 ガンダムファンというのは往々にして偏屈頑固なので、歪曲した「己のガンダム観」にそぐわないものを許容する度量を持ちあわせていないのだよ。ただ、ここでよく考えてみて欲しい。プロットとして”そこまで”言われなければならない程にお粗末だったのかどうかを。ガンダムの名を冠していなければ多少違った層を巻き込んで、別のカタチでそれなりにヒットしたのではないだろうか。。。

 で、DESTINYについてだが、それにしてもいやらしぃねぇ。池田秀一御大を起用とは。仮面キャラの声優させないだけまだマシか。しかしもう制作サイドには誇りプライドはないのかね。奪われるガンダムの中にサイコカラーの機体があったりと観てる方が赤面するっての。しかもガンアクションのシーンは昨今の有名無名映画のパクり必至。側宙しつつマシンガンをブッ放つのはマトリックス。特異なフォームで2丁拳銃撃ちまくって近距離で囲まれた敵全員を片付けるのはリベリオンガン=カタそのまんま。しかも決めポーズまでばっちりパクってるから始末に負えんよ、全く。

 アムロが「乗りたくて乗ってる訳じゃないのに」と言ったのは、「(こんなアニメ)作りたくて作ってる訳じゃないのに」とクリエイターに言い訳させる為ではない筈だ。


 エンタの神様。流暢な日本語がウリっぽい黒人男女ユニット「ベネと千太郎」の惡意に満ち満ちた黒人差別的なネタはどうなんだろう。黒人以外が言ったら九分九厘一発レッドな予感。俺ですら少々気分が惡くなった位だから、同胞ブラック達はどう思ってるか知りたいものだ。こういうのがブラックジョークだと思ってる人は、死んだほうがいいよ。