原題:BRINGING DOWN THE HOUSE
明日からまた忙しくなる故、今日は大人しく家事関係を。まぁ、そのついでにDVDを鑑賞す。
〜女神が
全米でそれなりの興行成績を上げておきながら、日本公開では殆ど盛り上がらない(宣伝自体あまりされない)映画があったりするが、こちらもそんな作品の1つ。
話題にならなかった理由としては、やはり内容の問題か。人種差別というと過剰反応する輩が多い故、何かと扱い難いテーマのレッテルを貼られてしまうものだが、本作では戦うでもなく泣かせるでもなく「巻き込んで笑い飛ばす」という方法論に拠って、ややもするとシリアスになりがちなテーマをコメディに昇華させている。
「人種差別」と聞くと、ネット世界では「○○人氏ね(死ね)」みたいな会話やカキコを当たり前のようによく目にするが、正直アレはどうなんだろう。人間同士だからどうしたって相容れない輩は多くいるだろう。特定の国や地域に多いこともあるだろう。しかし、それをそういう言い方で言い切ってしまってよいものか。
例えば、とても仲のいい友人がいたとして、彼が「実は俺、在日○○(日頃あなたが差別している国です)人なんだ。」とあなたに告白したとします。その瞬間からあなたは彼を○○人という理由で差別しますか?いや、むしろ掌返したようにやれよと言いたい。自分の言葉に嘘をつかないで、責任持ってさぁ。
だいたい、「差別」なんてものはどうしたってなくならないし、誰しもやって当たり前だと思う。ただ、何を「根拠」に差別するかを間違ってはならない。今こそ
「のび太のクセに生意気だ」
制作総指揮と主役チャーリーン・モートンを演じるクイーン・ラティファがカッコイイ。演技力もあって表情も豊か。元々女優さんだと思っていたが、ミュージシャンだということでちょっと驚いたが、ラッパーだと知って納得。長台詞が流暢なのは役者として当然としても、イントネーションがラッパーの