あと「ミスター味っ子」の堺一馬ね。

一龍斎貞友

 国立演芸場のポスター。一龍斎貞水の文字が眼に留まった。この人いつの間にか人間国宝になってました。小さん師匠と同じ扱いですな。

 柳家小さんと言えば永谷園のおみそしる・・・よりも西武新宿線高田馬場駅近く(JR乗ってても見えるよ)の牛久浄苑の大看板。大学生の頃は新宿区中落合から世田谷までの通学でほぼ毎日眼にしていたのだが、口元に手をあてて誰かを呼んでるようなポーズが印象的。どちらかというと呼ばれてるのはおまえじゃねぇかよ、なんて思ってた。

 数年前、仕事で池袋から新宿に移動していて、あの看板が小さんから孫の花緑に替わっているのに気がついた時は少々驚いたものだ。確か「祖父から孫へ」みたいなコピーもあったように記憶している。

 話を戻す。一龍斎一門といえば一龍斎貞鵬と一龍斎貞友。一龍斎貞鵬は江戸家猫八柳家金語楼と共に「おわらい三人組」で活躍。TV白黒時代の笑いを作った偉人の1人。落語や講談というジャンルが古典芸能ではなくリアルなお笑いだった時代である。

 一龍斎貞友という名、実は週に何度かは確実に眼にしている。この人数年前は「鈴木みえ」だった。まだピンとこないかい?「ちびまるこちゃん」のまるちゃんのおかあさん、「クレヨンしんちゃん」のマサオくん、「忍たま乱太郎」のシンベエの声優さんですよ。講談師としての名前に改名したあたり、こっちが本業なのかなぁ。仕事の知名度は明らかに声優業なんだけどね。