何気に切迫

〜世の中をナナメに視るための公開練習〜
地下鉄開通80周年、新橋駅「幻のホーム」を公開
荒川:「こんな所が東京の地下にあるとはな」
後藤:「湾岸開発華やかなりし頃の夢の跡さ。昭和18年に閉鎖されて以来半世紀以上眠っていた地下鉄銀座線の幻の新橋駅と、湾岸の工区とを結ぶ新旧の結節点。結局、使われなかったがね。この街には、きっとこういう場所がいくつもあるんだろうな」
荒川:「誰に知られることもなく、か」
後藤:「来たか」
南雲:「全員降車。整列」
後藤:「よく来てくれたな。篠原。泉。進士。太田。それに山崎。お前達の使命は、南雲隊長と共に18号埋立地に潜伏する今回の事件の首謀者を逮捕することだ。これ以降は全て南雲隊長の指示に従え。あらゆる妨害は、実力でこれを排除しろ。特車2課第2小隊最後の出撃だ。存分にやれ」
南雲:「直ちに出発する。全員乗車」
後藤:「しのぶさん、差し違えてもなんてのは御免だよ。彼を逮捕して、必ず戻るんだ。俺、待ってるからさ」
南雲:「出発」
荒川:「何故だ。どうしてあんたが行かない」
後藤:「俺にはやらなきゃならんことが色々あってね。さんざっぱら世話になっといてなんだけど、あんた逮捕するよ」
松井:「全員そこを動くな。荒川茂樹。破壊活動防止法その他の容疑で貴様を逮捕する」
荒川:「説明はあるんだろうな」
後藤:「今回の一連の事件に関してあんたの情報は恐ろしく正確で素早かったよ。そりゃそうだ。あんた自身内偵を進めていたっていう例の組織の一員だったんだから。あんた柘植の同志だった。そして奴に裏切られたんだ。政治的デモンストレーションに過ぎなかった計画を変更し本気で戦争を始めるために奴が姿を消したことで、あんた窮地に立たされた。事の性格上、公に捜査することもできんしな? そこで特車2課に目をつけた。南雲警部の監視も兼ねて一石二鳥だからな」
荒川:「全部あんたの推測じゃないか」
後藤:「決起の前夜、あんたは柘植を見逃した。例え当たらなくても一発でも発砲すれば治安部隊が殺到する。狭い水路だ。奴を逮捕できる可能性は高かったのにあんたはそうしなかった。何故だ? あんたはどうしても自分の手で奴を押さえる必要があったからさ。柘植の計画は阻止しなければならないが、奴の口から組織の全容が公表されてしまっては元も子もない。この期に及んでも正規の部隊を動かさず独立愚連隊同然の俺達に頼らなければならなかったのが決定打さ。まともな役人のすることじゃない」
荒川:「それはお互い様じゃないのか」
後藤:「まともでない役人には2種類の人間しかいないんだ。悪党か正義の味方だ。荒川さん。あんたの話面白かったよ。欺瞞に満ちた平和と真実としての戦争。だがあんたの言う通りこの街の平和が偽物だとするなら、奴が作り出した戦争もまた偽物に過ぎない。この街はね、リアルな戦争には狭すぎる」
荒川:「戦争はいつだって非現実的なもんさ。戦争が現実的であったことなど、ただの一度もありゃしないよ」
後藤:「なあ、俺がここにいるのは俺が警察官だからだが、あんたは何故柘植の隣にいないんだ」
松井:「行こうか」


そう、荒川が逮捕された場所だッ!



会津若松市のサイトに不正侵入、フィッシングの踏み台に
「警告もなしで撃つか、さすが会津の警官・・・気が荒い」
でお馴染み、戦闘都市ウォーシティ会津(魔界学園ネタ)。



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