Sの悲劇

 レイジー木蔵人裳岬で大暴れこと、くまぇりだよ。新しい恒星を発見したよ、UK(前日参照)しながら。


 今日中に課長に提出する書類があったのだが、オレは本社ではなく倉庫で作業をしていた。夕方、なんとか作業を終えて、倉庫の共用PCで書類を作った。ここ迄はいい感じだった。で、これを本社の課長に渡さなければならない。機密関係ではないので普通にメールに添付しても問題ない書類だ。

 以前、自分に与えられた会社用メールアカウントを作業場の共用PCにこっそりインポートしてパスワードかけておいた私。昔のロボットアニメに出てくる博士の定番科白よろしく、「こんなこともあろうかと密かに用意しておいたのじゃよ」ってヤツですよ。

 さっさと送信して帰ろうと思ったら・・・ユーザ切り替えができない。ってかオレのアカウントが消えている。どうやらこのPC、最近不調だったようでHDDを交換してリカバリしたらしい。俺が勝手にメーラーに自分のアカウントをインポートしてたなんてシステム管理部の人間は知らなかったワケで(知ってたとしても彼らにそこまでバックアップする義務なんかないし)。

 仕方ないのでフリメからW-ZERO3に一旦メールして、改めてW-ZERO3(本来のウィルコムメールと会社アカウントと自宅プロバのアカウントを登録してあるのです)のアカウント切り替えて会社に送信することに。

 ところが、今度はメールが戻ってきてしまう。多分、アドレスが違うんだろう。課長のアドレスなんて登録してねぇし。ウチの会社の場合、
名前の頭文字.苗字@社員共通ドメイン
という構成になっているので、名前を知ってれば間違いなく送れる・・・と思うんだけど。因みに同姓で名前の頭文字が同じ社員が複数存在する場合はフルネームで登録。同姓同名は今のところいないからこれ以上面倒にする必要はないみたい。

 ウチの課長と苗字が同じ社員は他にもいるが、名前の頭文字が違うから通常の公式通りでいい筈。電話して聞けばいいのだけれど、こうなったらもう意地だ。よくよく考えたら課長の苗字には“つ”が含まれている。そういやタイピングでは“tu”だけどローマ字だと表記が違ったような・・・。

 ローマ字、苦手なんですよ。昔からダメなんですよ、どうしても覚えられないんですよ、私。んで、調べたら一般的っぽいヘボン式という形式だと“つ”は“tsu”だった。オレに断りも無く勝手に“s”とか入れてんじゃねぇよ、ローマ野郎(ってか、作ったの古代ローマ人じゃねぇし)。

 で、“s”を入れたらあっけなく送信できましたとさ。つーか課長、苗字変えろ!いや、苗字は変えなくてもいいから読み方変えろ!因みに、亡くなられた俳優の中条静夫さんは、軍隊時代に本来の苗字がよくないということで違う読み方をされていたそうです。
「新兵なのに“ちゅうじょう”(中将)は紛らわしいから、軍隊にいる間はお前の苗字は“なかじょう”だ!」
と言われたんだとか。生前、何かの番組で仰ってました。ネタかも知れんけど。

 つーか、FAXって機器の存在を忘れてたよ。