白土先生は偉大すぎる

 正午起床。本日有休を行使したのは、ボクの“もう一つの顔”であるバイヤーの仕事をするため。父の代わりに某メーカー(ウチの会社じゃないよ)へ。その途中、都内某所のモスで一寸遅い昼食。

 一般的に、ファーストフード店で愛想がいいのはマニュアルで仕込まれた店員がいるカウンターだけで、利益率重視で増やせるだけ増やした客席は狭くて真っ当に食事をする気分になれないし、クソガキやマナーの惡いヤンママ(死語)の無法地帯になってる場合も多く、阿片窟みたいでオレは大嫌い。

 そんな中、比較的マトモに感じられるのがモス。だから好き。ボクがここのモスに入ったのは初めてだったが、他の店舗よりも内装関係全般を含めてとても雰囲気というか居心地が良く感じられた。叩き出したくなる客とか居なかったし。

 モスチーズとモスバーガーとポテトとコーラとクラムチャウダーを食べ終え、メールチェックを済ませ、いざバイイングへと席を立ったその時だった。

 身なりの良い、上品な感じのご夫人が
「ごちそうさま」
と言ってトレイを返却。常連のようで、店員にも声を掛けて出て行った。こういうのってオレには出来ないけど、なんかいいなと思った。

 某メーカー到着。本当なら展示会は先週迄だったんだけど、どうしても都合がつかなかったので無理言ってサンプルを見せて貰える事になっていた。カリスマバイヤーなので(笑)

 雑談15分、発注60分、雑談15分を目安と決め、行動開始。今回は9号サイズ中心で、とだけ父からリクエストがあったので、そんな感じに。

 ボクの場合、自分が女性だったら・・・という視点で商品を選ぶワケだが、秘訣は自分だったら着たいなと思う商品はあまり選ばないコト(笑)

 バイイングに限っては自分のセンスの良し惡し“そのもの”なんて無意味。要は、自分のセンスが世のトレンドや需要と“どれだけ”合致或いは乖離しているのかを正しく把握していればいいのダケ(勿論、販売する場合は自身の着てる物がそのままお客様への説得力に繋がるのでこの限りではないが)。

 ボクの場合は後者なので、好きだなぁと思ったものを少なくすることで、結果店頭で売れる仕入れになっているようだ。但し、そういう“見せる商品”を全く無くすと商品群としては没個性になってしまい、逆に売れ残ることになる。まぁその匙加減が微妙っちゃ微妙なんだけど。


〜I WANNA 斬るKILL YOU!〜

カムイ伝』(豪華本全15巻仕様)15巻読了。こ、これで三部作の第一部がやっと終わったというのか。しかも物語の真のテーマはまだその全貌を見せておらぬとは!

 カムイあんまり出てこなかったしなぁ。そのうちまた続きを購入するとしよう。取り敢えず滅茶苦茶面白かった。