これを書いている今も、また泣いている。
取り敢えずNO PLANのラストアルバム『LAST PLAN』を購入。映画『ピーナッツ』の主題歌「君の中の少年」が収録されてるので。
今回のアルバムはよりコンセプト感が出ていて、ラジオ番組の形式になっている。時報から始まるのだが、ウッチャンナンチャンといえばオールナイトニッポンということなのか、時報がLF(ニッポン放送)の音(時報は局によって違うから判る)だった。こういうところからもうツボに入ってくる。
んじゃ、映画『ピーナッツ』の話へ。中年芸人の集まり、内P軍団で映画作っちゃったってだけで凄い事だと思う。しかも、普通にいい映画にしちゃってるあたり、内村光良という監督は或る意味で市川崑に近いのかも知れない。つーか、まぁこれだけハイレヴェルなキャラクターコントをずっと作り続けてきた天才コント師の集大成なんだからこれくらい出来ちゃって当然?
間口が広く万人受けする一方、マニアックに楽しみたい人の要求にも充分応えるような、なんというか昔の任天堂の名作ゲームみたいなモンで、楽しませるための構造が二重三重になっている。
内P観てなかった人には特にTIMの二人の性格付けは一般的なイメージと少々違って新鮮かも知れない。でもあれが彼らの素に近い感じなんです。
桜井幸子さんが出ている。女優志向が強く(?)、バラエティに出ない人だ。『ピーナッツ』は映画なんだから彼女が出ていることに違和感はないのだが、出ない筈のバラエティも例外的にウッチャンナンチャンの番組にだけは出演するんですこの人。やるやらではレギュラーだったし。そういう良い関係性(今でもウッチャンは「桜井さっちゃん」と呼んでいる)が感じられて、しみじみ。
ボクにしては珍しく劇中の音楽も気になった。かなり良い。クレジットでは
音楽:ロケットマン 梅塚淳
となっているのだが、この“ロケットマン”というのはふかわりょう氏が音楽関係やる時の変名。恐らくはクラシックっぽい部分を担当したのだろうと思う。
映画でも内P同様、“実は重要なポジション”だった彼。彼の愛車、黄色いビートルも音楽一家も健在でした。ボクと同年代で内P軍団に居る彼が心底羨ましい。また、ブログ(↓)も興味深いです。
ttp://www.watanabepro.co.jp/blog_artist/fukawaryo/archives/2006/01/205.html
商店街の再開発を(裏で)賭けての友好試合なんだけど、相手チーム(企業)を完全に惡役にはしないような伏線とかシッカリあって、ウッチャンの人間性というか愛情がいっぱい詰まったいい映画でした。書きたいコトの多くがネタバレに引っ掛かるから自重しなきゃいけないのが隔靴掻痒。
余談だけど、公式プロフィールなんかでウッチャンの好きな映画は『ロッキー』ぐらいまでしか書かれていないんですが、確か『がんばれベアーズ』も好きな映画だったと思う。あと、隠れキャラらしい出川哲朗氏は発見できず。DVD出たらじっくり探すさ。
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